すくわくプロジェクト その①
1月から4・5歳児クラスで『すくわくプロジェクト』を始めました。
テーマは『音』。
まずは『身近な音』を探しに、よく散歩に行く公園へ向かいました。
「公園に音を探しに行くよ」と伝えても、はじめは何をするのか想像できない様子の子どもたちでしたが、いざ音探しが始まると遊具を叩いてみたり歩き方を変えてみたりと、子どもたちなりに音を探す姿がみられました。
4・5歳児合同で3つのグループに分かれて探すことで、『同じ物でも違った音を感じる』という発見もありました。
帰園後には「楽しかったね!」「こんな音が聞こえたよ」と楽しそうに話し合う子どもたちでした。
椎名町公園
ひろば1
- のぼり棒を叩いたら⇒カンカン、キンキン、パチパチ
- ポスターが風に吹かれて⇒ペラペラ
- 走ると⇒ぴゅー
- 足音は・・・ドンバン、じゃりじゃり
- 草から聞こえる音は⇒シャリシャリ
ひろば2
- 大きな木⇒トントン、トコトコ、ポリポリ、(木が揺れて)サラサラ
- 落ちていた木の棒⇒(折ると)ポキッ、(自分に当てると)コーン
- 小石⇒(投げて)コロコロ、(コンクリートに落とすと)コーン
目を瞑って耳をすますと・・・
- 同じ広場にいるこあらぐみの遊ぶ声
- 小鳥の鳴き声⇒ピーピー
- 風が吹いて⇒サー、フワフワ
ひろば3
- ブランコ⇒ガリガリ、キーコー、(揺らすと)ギュワン、(漕ぐと)ホーン
- スプリング遊具⇒(乗ると)コンカコンカ、ガコガコ
- 小さいすべり台⇒(登るとき)ペチペチ、(○×をまわすと)ボーン、(滑ると)シュー・スー
- 大きいすべり台⇒(登るとき)ドンドン、(縄からは)ヤシヤシ、(滑ると)ぐるんぐるん
- 砂をけずると⇒(木の枝)ザーザー、(石)ズーズー
西池袋公園&上り屋敷公園
音探しのコツをつかんだ子どもたち。
椎名町公園の遊具との音の違いを比べてみたり、「これをしたらどんな音がするかな?」と積極的に音を鳴らしてみたりしていました。
ロープ遊具
- 誰も乗らずに手を離すと⇒ス~~~~~~
- 誰かが乗っていると⇒ズ~~~、シュ~~~
- 乗っている人が聞こえる音は⇒ジュリ~~~~~
大きいすべり台はどんな音?
\キュ~って音がする/
耳をすますと・・・
- 車の音がする
- ピーポーって聞こえた!
- ターザンロープの音が聞こえる
- ピヨピヨって聞こえたよ
ベンチの不思議
- 叩く木の太さで音が違う
- あっちのベンチとこっちのベンチで音が違う
偶然気づいた音
- 水筒が鉄棒にぶつかった⇒(プラスチック製)コンコン、(アルミ製)キンキン
- 水筒が地面にこすれちゃった⇒ゴロンゴロン
フラワー公園
音探しが始まると「こっちに探しに行こ!」とそれぞれのチームが好きな場所に移動していました。
「ここはこんな音がした!」「先生この音聞いて!」とたくさんの音を見つけては教えてくれました。
シーソー
- ガコン!
- コンコン!
- ドーン!
- ボーン!
電車の中をのぞいてみよう!
- コンコン
- ドンドン
\吊革につかまると『ガリガリ』って聞こえたよ/
走る電車に乗ると必ず聞こえるアナウンスの音が公園の電車にはなくて「とても静かだった」と教えてくれました。
石から聞こえる音に興味津々
ここを歩いたらどんな音が聞こえるかな?
水を出すとどんな音がするかな?
発見
- 聞いてる音は同じでも感じる音や音の表現は友だちと少し違うみたい
- 何もしなくてもいろんな音が聞こえてくる⇒風の音、みんなの声など
- 同じ物からでもいろんな音がする
- 電車の『ガタガタ』、踏切の『カンカン』、車の『ブーン』という音も、公園の中まで聞こえてきた
- この遊具ってこんな音がするんだ!と知ることができた
- 「静か」という音がある