おたよりinformation
12月の給食だより
早いもので、今年も残すところ1ヶ月となりました。日に日に寒くなり、朝夕の冷たい風が身にしみますね。風邪をひかないように体の温まるものや、栄養バランスの良い食事を心がけると良いですね。元気いっぱい新しい年を迎えましょう。
冬至
今年は12月22日が冬至です。冬至とは、1年で一番昼が短くなる日のことです。この日には、昔からゆず湯に入ってかぼちゃを食べる習慣があります。これは、かぼちゃを食べるとかぜなどの病気になりにくくなるといういい伝えがあるからです。また、運が付くとして、「ん」のつくかぼちゃ(なんきん)を食べます。夏が旬のかぼちゃが冬至に食べられるようになった理由に、昔は冬に野菜が少なく、栄養が不足しがちだったことから、保存がきいて栄養価の高いかぼちゃが重宝されたことが考えられます。今年は日曜日なのでご家庭でぜひかぼちゃとゆず湯を試してみて下さい。また、子どもたちとかぼちゃ以外の「ん(運)」の付く食材を探して食べてみても楽しいですね。
みんなで食事を楽しむ機会をつくりましょう
12月と1月は、クリスマスやお正月などで家族や親しい人と共に食事ができる機会が増える時期です。大勢で食べる喜びや安心感は、料理を一層おいしく感じることにもつながります。また行事食やいつもと違う雰囲気での食事を通して、食への興味が深まる効果も期待できます。
11月は全クラスで分担してさつまいも汁作りを行いました。
くまのみ組 白菜を担当しました。白菜を目の前に出すと、嫌がる様子は全く見られず、みんな興味津々でした。自分から手を伸ばしてくる子もいました。ちぎり方を教えると真剣に細かくちぎったり、口に運ぼうとしてみたり、白い芯の部分も力いっぱいちぎろうとしていました。みんなとても手先が器用になり、硬い芯と柔らかい葉でちぎる力を加減したり強くしたりする様子も見られました。
ぺんぎん組 しめじを担当しました。みんな何が始まるのかと興味津々でした。小房に分けて「ちぎろうね」と言うと、指先を器用に使って、集中してちぎっている子がたくさんいました。他にもにおいを嗅いでいる子や時間いっぱいちぎっている子もいました。中には、しめじの「かさ」の部分を軸からちぎって、並べて観察する子もいました。おやつのさつまいも汁の中でしめじを探しながらおいしく食べました。
いるか組 こんにゃくを担当しました。棒状に切ったこんにゃくを1本ずつ手でちぎりました。はじめは指先に力を入れる加減が難しそうで、ちぎるのに苦戦する姿も見られましたが、徐々にコツをつかみ上手にちぎっていました。こんにゃくの中の黒い粒を見て「これ、種が入っているの?」「豆なの?」と質問する子もいました。また、「冷たいね」「ヌルヌルするね」とこんにゃくの感触を楽しむ姿も見られました。おやつの時間には自分たちでちぎったこんにゃくを探しながら楽しく食べました。おかわりもたくさんしました。
くじら組 人参、大根を担当しました。
チーム3・4で人参、大根を包丁で切りました。食材を机に置いて、片手は猫の手、片手に包丁を持ちみんな上手に切ることができました。まず最初に、包丁を使う時の約束を確認しました。みんなとてもよく理解していて、刃物である包丁を人に向けたりしてはいけないこと、振り回したり刃の部分をつかんではいけないことを再確認してから始めました。
一人ずつ名前を呼ばれ、順番に切りました。慎重に切る子、力強く切る子、「このぐらいかな?」と大きさを考えて切る子など、とても個性が出ていました。おやつのさつまいも汁の中に、自分たちが切った人参や大根を見つけると、「これ、わたしの切った人参かも」「これはぼくが切った大根に間違いないよ」などど、自分で切った野菜を探しながら楽しそうに食べている姿が見られました。みんなで掘ったさつまいもと自分たちで切った人参と大根、保育園のみんなで力を合わせて作ったさつまいも汁はとてもおいしかったようで、たくさんおかわりをしていました。