おたよりinformation

9月 ほけんだより

暑い夏が終わろうとしていますが、体調はいかがでしょうか。「なんとなくだるい」「食欲がない」などの症状が出やすい時期でもあります。少しずつ休息を取りながら生活リズムを整えていきたいですね。ご家庭との連携を図りながら体調の変化についても見てまいります。

子どもの誤飲事故について

食べたり飲んだりしてはいけない物を口にして健康被害を起こす、子どもの誤飲事故が後を絶ちません。事例をご紹介します。

〈誤飲事故の事例〉(消費者庁ホームページより)

【事例1:炒り豆】 保育施設において、幼児が炒り豆を食べた後、意識がない状態になっているのに気付き、病院に救急搬送したが死亡。(重大事故として令和2年2月14日公表、令和2年2月発生、4歳、死亡)

【事例2:アーモンド】 アーモンドを子どもに食べさせていた。口内に残したまま歩行中、もっと欲しがって泣いたところ、むせてせき込んだ。その後もゼイゼイした感じがあり受診した。右気管支異物により入院6日間。 (医療機関ネットワーク、 令和2年2月発生、2歳、中等症)

【事例3:ピーナッツ味噌】 ピーナッツ味噌を4~5粒摂取後むせ込みゼイゼイ音がしていた。緊急気管支鏡下気道異物除去術を行い5日間入院。 (医療機関ネットワーク、 令和2年5月発生、4歳、重症)

【事例4:ブドウ】 スーパーの試食コーナーで巨峰の汁だけを口に入れてあげようと保護者が子どもの口元に持って行ったら、汁と一緒に果肉が口に入り、そのまま飲み込んでしまった。すぐに顔色が悪くなり、呼吸をしているか分からなかった。5分後救急車を要請した。周囲の人が背部叩打をしたところ果肉が出てきて1分程度すると顔色が戻った。(医療機関ネットワーク、平成30年8月発生、0歳、軽症)

全国同一の短縮番号#8000をプッシュすると、住んでいる都道府県の相談窓口に自動転送され、そちらで、小児科医師・看護師から子どもの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院などのアドバイスを受けることができます。