おたよりinformation
3月の保健だより
少しずつ日が長くなり、春が待ち遠しい季節となりました。
まだまだ寒い日が続きますが、子ども達が楽しそうに散歩へ出かけていく姿を見て、たくさん元気をもらっています。
今年度も保健行事にご理解・ご協力を頂き有難うございました。
来年度も宜しくお願い致します。
チャドクガによる皮膚炎にご注意下さい
チャドクガは日本を代表する毒蛾の一種です。
近年、大発生する事例が増えており注意が必要です。
チャドクガは年に2回産卵し、う化します。
チャドクガの毛虫は5~6月と8月~9月頃に、葉の裏側に群れをなして発生します。
9月~11月に産み付けられた卵はそのまま越冬し、厄介な事に、
卵から成虫に至るまで一生に渡って「毒毛針(0.1~0.2㎜)」を持っています。
直接触れてしまうだけでなく、風によって飛ばされた毒毛針が皮膚に付着することでも皮膚炎になります。
今年は例年よりチャドクガによる皮膚炎を発症するお子さんが多く、
保育園でもチャドクガが発生した公園は避けるようにし、
杉並区役所へ報告を入れる等、対策を取っています。
ツバキ・サザンカ等の葉の裏、枯葉にもご注意下さい。
【症状】
・赤い発疹(紅斑)が多数できる。
・腫れや強い痒みを伴う。
【さされてしまったら】
①患部を素手で触らない。
②細かな毒毛針を取る為に粘着テープを使用し、ゆっくりと数回、貼って剥がす作業を繰り返す。
③強めの流水で洗い流す。
④衣類は他の衣類と洗わず、50度程のお湯(毒毛針は熱に弱い)で洗浄する。
※症状があれば、皮膚科受診をしましょう。