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2025年2月 えんだより

もうすぐ立春ですが、2月は最も寒く、朝晩吐く息が白く、つい体が縮こまってしまいますね。ふと視線を上げると、日当たりがいい場所では梅が開花していたり、ひまわりぐみが植えてくれた駐輪スペース前のちゅうりっぷの芽が出てきたり、季節の移り変わりを感じます。
保育の仕事を続けていて、いつの時代も『戦いごっこ』への賛否や、どのようにかかわってどのようにこども達に伝えるか、保護者の方からもご相談をいただきますし、保育をするうえでも話題になる内容です。辰巳第二保育園も例外ではなく、戦いごっこが楽しくて白熱することも見られます。相手にあたらないようにやっているとはいえ、ひやりとする場面もあり、3歳児、4歳児、5歳児それぞれのクラスで、こども達同士、戦いごっこのいいところ、良くないところを話し合いました。いいところとして出たのは『たのしい』のみだったのに反し、良くないところとしてはここでは上げきれないくらいの意見が出ました。もちろん、戦いごっこが大好きなクラスも、あまり興味がないクラスもありましたが、考えて出てきた意見はマイナス要素が多かったことでした。では、どうしたら戦いごっこが安全で誰にも迷惑を掛けずにできるのか?こども達が考えた結果は、『自分でイメージした見えない敵と戦うこと。これなら、だれかに拳や足が当たる事もなく、楽しめる。』という結論になりました。きっとまた次の課題が出てくると思いますが、こども達が相談しながら自分たちで結論を出そうとする力を信じて、こども達と一緒に課題に向き合っていきたいと思います。