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給食だより 2020年10月

【三色食品群でバランスの良い食事を!】

秋の気配がますます深まるこの頃。過ごしやすい日も増えてきましたが、夏の疲れや寒暖差により体調を崩しやすい季節でもあります。
栄養のバランスが取れた食事は免疫力を上げ、日々元気に過ごす基になります。今回は「栄養のバランスが取れた食事」が考えやすくなる
「三色食品群」についてご紹介したいと思います。三色食品群とは、私たちが普段食べている食品を体内での働きや、特徴によって「赤」「黄」「緑」 の三色に分類したものです。1点注意したいのが“食品自体の色”で分類したのではなく“含まれる栄養素”を色分けしたものなので“食品の色=グループの色”ではないということを頭に入れておきましょう。例えば卵の色は「黄色」ですが卵に含まれるたんぱく質の働きは体を作ることなので「赤色」のグループです。最初はちょっと混乱するかもしれませんが、一度覚えてしまえば普段の生活に役立つのでぜひ覚えてみてください。

赤 … からだを作るもの(血液や筋肉) 肉・魚・卵・牛乳などたんぱく質を多く含む食品。
黄 … エネルギーの基になるもの 米・パン・芋類・バターなどの油脂類などで主に炭水化物を含む食品。
緑 … からだの調子を整えるもの 野菜やきのこ類などビタミン・ミネラルを多く含む食品。三色食品群は、1回の食事で三色の中からそれぞれ2種類以上の食品を取り入れると、バランスの良い食事になるとされています。この三色を「主食」「主菜」「副菜」に当てはめると献立を考えやすくなります。主食は「黄」からごはん・パン・麺など、主菜は「赤」の肉・魚・卵・豆腐などから、副菜は「緑」の野菜・きのこ・海藻などから選びメインの食材として取り入れます。
その他にそれぞれの色から1種類以上のサブとなる食材を組み合わせます。副菜の量が少ないなと感じた時は、汁物や果物を加えて足りない栄養素を補いましょう。汁物は豆腐とわかめなど、赤と緑から食材を選んで作るとバランスよく仕上がります。
主菜を揚物にした場合は、副菜をおひたしにして油を使わないものにするなど、なるべく違う調理法を組み合わせる事がおすすめです。
栄養のバランスや食事について考えた経験や、知識は、自ら食事を選ぶようになった時、自ずとバランスの良い食事を選ぶ力になります。
保育室では、幼児クラスの子ども達が給食の時間に、その日の献立を三色食品群にグループ分けをする食育を行っています。
ご家庭でも「今日のごはんはどれが赤グループかな?」など、お子さんと一緒に食事を楽しんでみてはいかがでしょうか?