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9月の保健だより

よく起きる怪我の手当

先日、乳幼児応急手当講習会(本社主催)に参加してきました。

怪我の種類ごとに数回にわたってお伝えしたいと思います。

あたまの怪我

階段や遊具などの高いところから落ちてあたまを怪我することがあります。

子どもの身長より高いところから落ちた場合は受診をした方がよいでしょう。

次にあげる症状がある場合は頭蓋内を損傷した可能性があるので、早く専門医を受診してください。

【症状】

・意識障害:1秒でも気を失ったらすぐに救急車を呼ぶ

・頭痛、吐き気、おう吐

・手足のマヒ

・瞳孔不同:黒目の大きさに左右差はないか見る

・けいれん:緊急度が高いので注意

・耳や鼻から血液や透明な液(髄膜液)が出ていないか

・意識清明期:あたまを怪我してすぐに気を失うのではなく、しばらく意識のはっきりとした時間があり、

その後意識障害が出る場合がある。(あたまの中で出血が少しずつ大きくなり脳を圧迫するため)

【手当】

落ち着いて話し掛け安心させる。

あたま・首を動かさないようにし、安静にする。

意識・呼吸・脈拍の変化に注意し、医師や救急隊に報告する。

傷や出血のある場合は、感染予防に注意し、止血する。

痛み・腫れのある場合は冷やす。