おたよりinformation

10月の保健だより

【ケガの対処方法】

9月の幼児保健指導ではケガの種類とケガの原因、処置方法についての話をしました。ゆらりんでは定期的に会社で看護師会を実施しており情報共有や研修を行っています。先日の看護師会で乳幼児応急手当講習会を受講しましたので、お伝えさせて頂きます。

ケガの一般的手当としてRest(安静)、Immobilization(不動化)、Cooling(冷却)、Elevation(高揚)を行います。例えば、強く打撲した際はまず安静にし、患部に必要以上触れることはせず冷却を実施します。出血がみられる際には患部を高揚します。意識障害があればすぐに救急要請をしましょう。

★傷の手当(切り傷、擦り傷など)

①止血…出血が多い場合は必ず止血を実施してください。止血はガーゼやタオル等で患部を直接圧迫する直接圧迫法がよいとされています。

②洗う…水道水で綺麗に洗います。砂や石などが傷に付着している場合はなくなるまで洗い流します。除去できない場合は病院受診をしましょう。

③清潔なもので被覆する…傷が大きい場合は滅菌ガーゼや傷パワーパッドで保護してあげましょう。湿潤療法といって傷は乾かさないほうが綺麗に治癒するので、時間はかかりますが参考にしてみて下さい。

★鼻血

座って顎をひき、両鼻をしっかりとつまみます。この時口で息するように声を掛けましょう。

ティッシュを詰めることは、鼻の粘膜が傷ついたり、出血部位にティッシュの繊維が付着して

しまうため適しません。上を向いたり首の後ろを叩くことは悪化の原因になりますのでやめましょう。