おたよりinformation
2024年9月 ほけんだより
小児科と耳鼻科どこを受診すればいいの?
子どもは、大人に比べて菌に対しての抵抗力が低く、風邪などを引きやすいです。そのため、熱・咳・鼻水といった症状が1年を通して出やすいと思います。このような症状がある場合は、小児科・耳鼻科を受診することをお勧めしています。
熱の場合→小児科がお勧め
熱の原因を調べながら全身状態の確認、脱水の有無の判断と対応は小児科が専門です。また、感染症に罹患していないか、調べるためにも小児科への受診をお勧めしています。中耳炎や副鼻腔炎と小児科で診断を受けた場合には、小児科受診後に耳鼻科の受診もお勧めです。
咳の場合→小児科がお勧め
咳が出る場合、呼吸音の聴診が必要になってきます。聴診は耳鼻科では一般的に行わないので、肺炎、気管支炎、喘息など長引く咳の原因を知るためにも、小児科を受診することをお勧めします。
鼻水の場合→耳鼻科がお勧め
鼻水が主症状の場合は、中耳炎の鑑別も含めて耳鼻科への受診をお勧めしています。小児科でも治療可能ですが、耳鼻科は耳の専門医です。小児科で中耳炎と診断を受けた場合には、小児科受診後に耳鼻科受診をお勧めします。