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12月の保健だより
感染性胃腸炎が流行する時期になりました
感染性胃腸炎…ノロウイルスやロタウイルスなどが原因で、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などの症状が見られ、お腹の風邪とも言われています。乳児ではけいれんを起こす場合もあります。
治療…現在、このウイルスに効果のある薬はないため、整腸剤、安静などの対症療法が行われます。
特に、体力の弱い乳幼児は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の補給を充分に行い、下痢や嘔吐がある場合は早めに病院で診てもらいましょう。脱水症状がひどい場合には病院で輸液を行うなどの治療が必要になります。下痢止めの薬は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいといわれています。
また、吐物や便にはウイルスが含まれているので適切な処理をし、片付け後は、手洗い・うがいをきちんと行いましょう。
消毒方法
消毒液の作り方…ペットボトル500mlの水に市販の塩素系漂白剤をペットボトルキャップ2杯(10cc)入れます。作り置きはせず、使用後はすぐに捨ててください。
衣類は吐物や便を取り除いてから85℃の熱湯に1分以上浸けます。消毒ができたら洗濯機に入れても大丈夫ですがなるべく他の衣類と一緒に洗うのは避けましょう。
ウイルスは乾燥すると1週間は生存するといわれています。少ないウイルスでも感染する恐れがあるので吐物を処理する際は換気を行い、床などに付着した場合は汚物を取り除いてから消毒液で拭きます。