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3月の保健だより

少しずつ暖かくなり始め、柔らかな春の日差しを感じるようになりました。春はすぐそこにきているようです。あっという間に1年も終わりに近付いています。病気やけがに気を付け、残りの日々も楽しく過ごしましょう。

〇耳の日

「3」は耳の形に似ていることなどから3月3日は耳の日と言われています。子どもは耳の病気にかかりやすいので、日頃からお子さまの様子をよく見てあげましょう。

〇大切な耳を守るために気を付けたいこと!

・鼻をすすらず、かむ習慣を付ける

・鼻水は、ゆっくりと片方ずつかむ

・耳の近くで大きな声や音を出さない

・耳をたたかない

・耳掃除は綿棒で外耳道を拭き取る程度に行う

〇急性中耳炎

急性中耳炎(きゅうせいちゅうじえん)には、発熱、耳の痛み、耳だれなどの症状が見られます。機嫌が悪い、耳をよく触る、耳を触ると嫌がる、かぜが治っても熱が下がらない…などの症状が見られる場合は急性中耳炎を疑ってみましょう。

〇急性中耳炎になってしまったら…

・痛み、発熱のある時は安静にします

・痛がる時は耳を冷やしましょう

・鼻水はすすらないようにします

・鼻をかむ時は片方ずつ、ゆっくりと行いましょう

〇耳あかのはなし

耳あかは、皮脂腺や耳道腺からの分泌物、ほこりなどが混ざったものです。かさかさした耳あかや湿った耳あかがあります。鼓膜や外耳道の表皮は薄い皮膚でできており丈夫ではないので、耳あかはこれらを覆うことで皮膚を保護し、乾燥の予防にも役立っています。

また、抗菌作用などもあるといわれており頻回な耳の掃除は推奨されていません。

耳あかの掃除は耳穴の手前の見えるところだけを月に1~2回程度といわれています。特に子どもの場合は不意に動くことがあります。耳を傷つける危険があるため耳掃除する場合は、

・こどもの頭をしっかり押さえる

・綿棒で耳穴の手前の水分をふき取るように優しく2, 3回だけ円を描くようにくるくると耳穴をなぞる。

それでも取れなかった場合はかかりつけの耳鼻科に受診することをお勧めします。