おたよりinformation

給食だより 2021年5月

新緑が鮮やかな季節になりました。新年度を迎えて1ヶ月が経ち少しずつ保育園での生活にも慣れ、お友だちと楽しい雰囲気で給食を食べられるようになってきました。保育園に慣れるにつれ緊張もほぐれていき、疲れが出る時期でもあります。食事や睡眠はしっかりとり、体調を整えていきたいですね。

味覚を育み、噛む力をつける

嫌いな物を作らないためには、乳幼児期に味覚の情報を増やすことが大切です。様々な味を体験し、おいしさを知ることで、味覚は育まれます。同時に、かむ力をつけることが重要です。よくかむと、唾液がたくさん出て消化吸収を助けるうえ、虫歯予防や歯列不正、肥満を予防し、知能の発達にもつながります。おやつにりんごやせんべいを食べたり、ごはんに麦や玄米を混ぜたり、おかずにきのこや海藻を取り入れたりして、かみ応えのある食事にしてみましょう。食べる意欲を大切にしながら、ゆっくりと取り組んでみてください。

だしのうまみで味覚を育てる

乳幼児期は“うまみ”という味覚を育てていくとても大切な時期です。かつおや昆布、いりこなどのだしを丁寧にとると、うまみ成分の効果が素材そのもののおいしさを引き出してくれ、少しの調味料でもおいしい味わいになります。また、食材の水分で加熱調理し、できるだけ水を足さない工夫も調味料を控えながら美味しく作るコツです。

子どもにとってのおやつの意味

成長の著しい子どもは、1日3回の食事では十分な栄養が摂りきれません。おやつは、不足しがちな栄養分や1日に必要な栄養分を補う食事と考えましょう。おにぎりやサンドイッチと、乳製品や果物といった軽食のような組み合わせがおすすめです。市販品の場合は、食品添加物の使用が少ない物を選んだり、お皿に適量を取り分けて食べ過ぎないように注意したりなど、工夫できると良いですね。

5月のおすすめレシピ

新じゃがのホットケーキ

材料(4人分)

ホットケーキ粉・・・80g
新じゃが・・・60g
牛乳・・・60g
青のり・・・0.8g
塩・・・0.4g
粉チーズ・・・8g
油・・・適量

作り方

①新じゃがは皮をむいて加熱した後、潰す。
②①と牛乳を合わせ、なめらかにする。
③②にホットケーキ粉、青のり、塩、粉チーズを加えて混ぜる。
④フライパンに油を熱し、③を焼いて出来上がり。

★潰したじゃが芋を入れることで、もちもちとした食感になります。ぜひお試しください。