おたよりinformation
2月の保健だより
温が低く乾燥した日が続いています。暦の上では立春を迎える時期とされますが、一般的に1月下旬から2月にかけて最も寒くなると言われています。感染症が流行る時期ですので、手洗い・うがいをしっかり行い予防に努めましょう。また寒くてもこまめに換気を行い、空気の入れ替えも心がけましょう。
コンコン咳をしていませんか?
空気が乾燥し、あちこちから咳が聞こえてきます。乾燥が原因による咳もありますが、ウイルス性のものは飛沫感染により室内に広がっていきます。咳エチケットができるといいですね。
室内のケア ①洗濯物を干したり、加湿器を使用して湿度を調整し喉をうるおしましょう。
②咳がひどい時は、背中の下にクッションや枕を置くなどして上半身を高くしましょう。
③麦茶や白湯など刺激の少ない飲み物で水分補給をこまめに行いましょう。
鼻水のケア 鼻水は鼻の炎症でおこる分泌物です。片方ずつ押さえ鼻をかむ習慣をつけましょう。鼻水が続くと鼻の周囲の皮がむけて炎症をおこすため、まめにふく際は湿ったやわらかいガーゼなどでふきとり、清潔にしてから保湿剤を塗布しましょう。鼻水が続くと中耳炎をおこすため、鼻をかむように言葉かけをしていきましょう。鼻がかめない乳児は鼻汁吸引してあげるとよいでしょう。
咳、痰のケア 咳は痰を外に出すためにおこります。湿度や水分を与えると痰が出やすくなるため、喉に潤いをあたえるようにしましょう。咳が続くと体力を消耗します。子どもの胸に手をあててゼーゼーする音がする時や咳で眠れない、食べものを咳込み嘔吐してしまうときには病院を受診することをおすすめします。
薄着と健康について
寒いと風邪をひくのが心配でつい厚着させてしまいませんか?厚着をしているお子さんが増えています。子どもの衣服選びの基準は大人より一枚薄着が目安といわれています。なぜ寒くなっても薄着がいいのでしょうか?
①体温の調節機能が育つ
人は肌で外気温の変化を感じ取ることで体温調節しているため着込み過ぎると体温調節機能を養うことができなくなってしまいます。
②自律神経の働きを活発にする
自律神経は体温調節をしている神経のため、薄着で過ごすことで気温の変化を敏感に感じやすくなり自律神経のバランスが発達していきます。
③動きやすい
厚着は動きづらくなります。動きやすい服装で活発に活動することで寒さ対策となります。
衣服の上手な着せ方
①下着はきちんと着る・・綿100%の下着で汗を吸い取る(吸湿性)、下着で空気の層をつくる(保温性)下着は半袖をおすすめしています。
②厚着にならないように服を選ぶ。裏起毛(ポリエステル繊維)は汗を吸い取らないので蒸れやすい。