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6月の保健だより

真夏のように暑い日もあれば肌寒い日もあり、気温の変化に体がついていかれず体調を崩しやすい時期になってきました。週末はゆっくり休息をとり、疲れをためないようにしていきましょう。

6月4日はむし歯予防デ―

どうしてむし歯になるの?

ものを食べると、むし歯菌が糖を取り込み酸を作り出します。この酸が歯を溶かし、むし歯を作ります。

だ液の働きで酸を中和しようとしますが、間食が多かったり、口に中に食べ物が残っていたりすると、常に酸性の状態になり、むし歯になりやすくなるのです。むし歯予防は口の中の食べ物を取り除くブラッシングが基本ですが、おやつの選び方にもポイントがあります。

むし歯になりやすい所は? こんなところに気をつけてブラッシングをしてみてください。

・むし歯になりやすいところは…

①上の奥歯の内側、②下の奥歯の外側 ③上の前歯、④奥歯のかみ合わせの溝

特に③上の前歯は唾液の流れを受けにくく、食べかすが残りやすく乳幼児期では最初に

むし歯になりやすいところです。

反対に、むし歯になりにくい歯として、上奥歯の外側、下奥歯の内側、下前歯があります。これは近くに唾液を分泌する腺(唾液腺)があり、常に唾液が流れているためです。

むし歯になりにくい、歯を作るおすすめのおやつ

①するめ、小魚、おせんべい、クラッカー、キシリトール入りのガム、ナッツ

軟らかい物ばかり食べていると、顎の発達や歯並びが悪くなる原因となります。顎の成長にも役に立つおやつです。

②牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚

口に入れてもベタベタ感が少なく、飲み込んだらうがい程度で糖分が口から無くなりむし歯になりにくいおやつです。  丈夫な歯や骨を作る、たんぱく質やカルシウムなどが含まれるおやつです。

口の中に残りやすく、少し注意して与えて欲しいおやつ

③お団子、甘い和菓子、クッキー、チョコレート、タルト、味の濃厚なドーナツやケーキ

口の中に砂糖が停滞しやすく、むし歯になりやすくなります。。

④キャラメル、グミ、あめ、乳酸飲料、イオン水、ジュース

砂糖が口の中に最も長く滞在し、むし歯の王様的なおやつです。キャラメル、グミなどは歯にくっつくので特に危険です。イオン水やジュースは砂糖も多く含まれているため、水分摂取の代わりには飲まず、回数を決めて飲めると良いです。

歯みがきのポイント

・膝の上に子どもの頭をのせ、寝かせ磨きをします。

・鉛筆と同じように歯ブラシをもち、軽い力で磨きます。

・奥歯の溝、歯と歯の間、歯の裏は特に丁寧に磨きます。

・前歯は歯ブラシを90度にあてて磨き、歯と歯の間は45度にあてて磨きます。

むし歯の予防には毎日の歯みがきが大切になります。定期的に歯医者を受診し、歯の様子をみてもらいましょう。歯医者でフッ素を塗ってもらったり、シーラント(奥歯のかみ合わせをプラスチック樹脂でうめる処置)を受けるという方法もありますので歯科医にご相談ください。フッ素入りの歯みがき粉を使用することも虫歯を防ぐ効果があるといわれています。

感染症情報:ヒトメタニューモウイルス感染で発熱があり、お休みしたお子さんがみられました。