おたよりinformation

12月の保健だより

12月に入り本格的に寒くなり感染症が流行する時期となってきました。風邪に負けない様に手洗い、うがいで予防し体調管理をしていきましょう。

冬に流行する感染症

①RSウイルス感染症…主症状は咳、鼻水といった風邪様症状です。重症化すると肺炎を引き起こす可能性があります。2歳までほぼ100%かかります。

②インフルエンザ…突然の高熱、頭痛や咳、鼻水が主症状です。合併症として肺炎や脳炎があります。重症化すると痙攣などを引き起こします。ワクチン接種で重症化を予防できます。

③感染性胃腸炎…嘔吐、下痢が主症状でひどいと脱水を起こすこともあります。感染力が強いため注意が必要です。「ウイルス性胃腸炎」「おなかの風邪」と診断されることもあります。

④溶連菌感染症…突然の発熱とのどの痛みが特徴です。0~2歳はかかることが少なく、3歳以上がかかることが多いです。抗生剤投与など適切な治療をしないと合併症を発症するリスクが高まります。

⑤マイコプラズマ肺炎…長く続く咳が特徴で、発熱やのどの痛みを伴うこともあります。5歳以上がかかることが多いです。

③以外は医療機関で迅速検査をすることですぐに診断がつきます。冬の感染症は感染力が強い為、感染拡大の可能性のある病気です。上記の感染症が出た場合は、ホワイトボードにて随時お知らせいたします。また、登園の際は、医師の意見書や登園届が必要です。詳しくは入園時のしおりの「感染症について」をご確認ください。感染症が疑われるような症状が出現したり、感染症の診断がついたりした場合は、感染の拡大予防のため保育園にお知らせ下さい。上記症状が出現したら医療機関の受診をお願いします。

子どものドライスキンについて

子どもの皮膚は薄く、皮脂の分泌も少ない為乾燥しやすいといわれています。最近、乾燥肌のお子さんが目立つようになり、痒みを訴えてくるお子さんが増えています。乾燥した肌や、掻いて傷ついた肌はバリアが低下しており放置するとどんどん肌の痒みが増していきます。保湿剤を塗っても痒みが良くならない場合は速やかに皮膚科受診をおすすめします。お風呂上がりにすぐ保湿することを小児科医は推奨しています。爪が伸びていると皮膚をより傷つけてしまいますので毎日爪をチエックして、伸びていたら早めに切るようにしてください。

衣服の上手な着方

厳しい冬の寒さに負けない様に上手に衣服で調整すると温かく過ごす事ができます。

・下着はきちんと着用する・・・・下着を着るだけで体感温度が4度違うといわれています。ヒートテック等の発熱素材使用の下着は園で活動していると暑くなりすぎる為、綿の下着をお勧めします。(ただし動きやすさを考えて、半袖シャツが良いです)

・素材の違う衣服を重ね着する・・・網目が違うものを着ると外気が入りにくくなり温かさを感じる為、薄手のものを2枚重ねる方があたたかくなります。また子どもは大人より1枚少なく着せるのがめやすと言われています。厚着にならないように気をつけてあげたいですね。

感染症情報・高熱、咳、鼻水でお休みしたお子さんがいました。乳児クラスは下痢、軟便のお子さんもいました。

お願い  ・インフルエンザが流行期に入りますのでワクチン接種をお勧めします。ワクチンを接種した場合、母子手帳のコピーをお持ちいただけるようにお願いいたします。

・新しい乳児医療証のコピーのご提出がまだの方は至急ご提出をお願いいたします。

・12月から「登園届」と「医師の意見書」の一部が変更となります。今まで感染性胃腸炎(アデノウイルス感染症)の場合は登園届でしたが今後は医師の意見書が必要となります。

新しい書式はHPからダンロードができますが、園にもありますのでお声がけください。