おたよりinformation
5月の保健だより
新型コロナウイルス感染の緊急事態宣言発令伴い、自宅で過ごす時間が増えてきている日々ですが引き続き可能な限りの自粛を心掛けて過ごしていければと思っています。楽しい声が響く保育園に早く戻れるように、今は一人ひとりが感染防止に努めていきましょう。
感染の防止対策
①3密を避ける 部屋の換気を行う。多数が集まる場所には行かない。間近で会話や発声をすることを避ける。帰省や旅行などは控える。
②日々の体調管理の徹底 手洗い、うがい、消毒をこまめに実施する。体調変化があった場合(発熱、倦怠感、味覚異常等)はかかりつけ医に相談、必要があれば受診をする。
③抵抗力を身につける 早寝早起き、光を浴びる、朝食をとる、排便習慣。
※保育園では、玩具の消毒、手洗い、うがいの徹底、出入り口ドアやドアノブのアルコール清拭等を実施しております。テーブルに座る際は園児同士が対面しないように座っています。午睡の際にはベッドの間隔をとるようにしています。
生活リズムを見直しましょう
まずは早起き、遅く寝ても早く起きる習慣をつけましょう。徐々に寝る時間も早くしましょう。寝ている間に「成長ホルモン」という体にとても大切な成長の素が出てきます。身長を伸ばしたり、傷を治す働きがあります。朝の光で生体時計がリセットされ、体も脳も目覚めます。太陽の光を浴びてすがすがしい朝を迎えましょう。朝食で胃腸を働かせ、身体を目覚めさせます。寝起きすぐは食欲がない人もいます。早起きをして、時間をおいてから朝食を摂ると良いでしょう。毎朝時間に余裕を作って、トイレに座りましょう。
衣服の調整について
朝晩はまだ冷えることもありますが、日中は温かい日が多くなりました。日中は暑くなることや子どもは体温が高いため肌着はランニングか半袖シャツ、上衣は調節しやすいように長袖、半袖の両方用意しておくことをお勧めします。厚着しすぎると動きづらくなります。動きやすい服装で活発に活動することで体温調節機能が育ちます。また薄着で過ごすことにより、皮膚は気温の暑さや寒さを敏感に感じやすくなります。血管の収縮・拡張を繰り返し、身体の体温調節機能が養われると自律神経のバランスが発達してきます。
春から夏にかけて流行する可能性のある感染症及び疾患
①溶連菌感染症 高熱、喉の痛み、いちごのような赤くブツブツした舌、全身に発疹
②突発性発疹 咳、鼻、高熱がでて解熱後全身に発疹がでます。
③水痘 発熱、小さな水疱の発疹、痒み
④麻疹 38℃前後の発熱、鼻、咳、口腔内に白い斑点(コプリック斑)、全身の発疹
⑤プール熱(咽頭結膜熱) 38℃以上の高熱、喉の痛み、涙目、目やにが主症状ですが、せき、鼻水、
腹痛、下痢などがある場合もあります。高熱は5日前後続きます。
⑥はやり目(流行性角結膜炎) 熱はあまり出ず充血、涙目、大量の目やにやまぶたの腫れなど結膜炎の症状が急に起こります。多くは数日以内にもう一方の目にも起き、治るまでに2~3週間かかります。
⑦手足口病 熱と同時に手、足、口に赤い発疹や水ぶくれが出ます。熱は微熱のことも多く、まれに熱がでない場合もあります。原因ウイルスが何種類もある為、ワンシーズンで何度もかかることもあります。
⑧ヘルパンギーナ 症状は高熱、強い喉の痛み、喉の水疱です。喉の痛みが強いため、食事や水分摂取を嫌がるというのが特徴です。
①、②、⑦、⑧は登園届、③、④、⑤、⑥は医師の意見書の提出が必要となります。