おたよりinformation

2023年1月 給食だより

おせち料理には一つ一つおめでたい意味やいわれがあり「その年も何事もなく良い一年になるように」という思いが込められています。

  • 黒豆

邪気払いと日焼けするほどマメに、勤勉に働けるようにという意味が込められています。

  • 数の子

卵の数が多いことから子孫繁栄を願う縁起もの。

  • きんとん

栗とさつまいもで作るのが一般的で黄金にたとえて金運を呼ぶ縁起ものです。

 

「こ食」という単語を聞いたことはありますか?

現在の家庭の食卓の問題点をわかりやすく表した「孤食」「個食」「固食」「粉食」「小食」「濃食」が、6つの「こ食」です。特に問題視されているのが「孤食」です。

家族が不在の食卓や、ひとりで食事をすること、家に居てもテーブルを囲まずに家族が個々に食べることを「孤食」と言います。好き嫌いを増やす原因になりやすいです。好き嫌いを注意してくれる人がいないので、孤食が続くと、好きなものばかり食べる傾向になり、栄養が偏りがち。それに加えて、コミュニケーションが不足する結果、社会性や協調性のない人間に育ってしまう恐れがあります。

子どもは栄養バランスよりも自分の食べたいものばかりを選んで食べる「固食」状態になってしまうことでしょう。

また、パンやパスタなど、子どもが好む「粉食」ばかりになったり、手軽な加工食品ばかりだと「濃食」にもつながり、好きな量を食べるようであれば「小食」の心配もあります。「孤食」はさまざまな食の問題を引き起こすのです。

食事を通じて家族で団らんをすることで、食事の大切さや楽しさ、マナー、食文化を子どもに教えることができます。食卓は、子どもにとって社会のルールを学んでいく大切な場所なのです。