おたよりinformation

3月 給食だより

卒園や進級が近づくにつれ、子どもたちの成長をお祝いしてくれているかのように、桜のつぼみが膨らみ始めました。来年度へ向けお兄さんお姉さんになる準備をしながら、ゆらりんの給食も楽しんでもらえたらと思います。

健康の基本のき ~噛むことの大切さ~

噛むことは、人間の健康にとってとても重要です。「よく噛んで食べてね」みなさんもよく言われてきたのではないでしょうか?
現代では、ファストフードなど軟らかい食べ物を好んで食べる傾向があり、食事にかける時間が短くなり、昔に比べると噛む回数が減ったと言われています。では、なぜ噛むことは大切なのでしょう。意外と私たちの健康と密接しています。まず、噛むことにより唾液の分泌がよくなります。唾液には、消化を助け、口腔内を清潔にする働きがあります。
また、噛むという機械的な刺激が、頭やあごの骨、顔の筋肉の発育を促し、表情豊かな顔をつくるほか、大脳の働きを活性化します。この他にもメリットがいくつかあります。覚えやすい標語で、「ひみこのはがいーぜ」というものがあります。ご家庭で子どもたちと一緒に標語を意識しながら、楽しく食事をしてみましょう。

『ひみこのはがいーぜ』

ひ : 肥満予防

よく噛んで食べることで満腹中枢を刺激し食べすぎを防ぎます

み  :  味覚の発達

よく噛んで味わうことで食べ物の味がよくわかるようになります

こ : 言葉の発音がはっきり

歯や顎が発達することで発音がよくなります

の : 脳の発達

脳神経を刺激することで脳の働きを活発にします

は : 歯の病気予防

唾液が多く出ることで唾液中の抗菌作用で口の中をきれいにしてくれます

が : がん予防

唾液にはがんを抑制する作用があるため唾液が増えることでがん予防に繋がります

いー:胃腸の快調

消化酵素が多く出るので胃にかかる負担が軽減します

ぜ : 全力投球

歯や顎が発達することで嚙み締める力が強くなり力が湧きます

一口に30回噛むのが良いとされています。少しづつ意識しながら食べてみましょう。
保育園では野菜の切り方を料理によって変えたり、一口大のコロコロ状にして噛み応えをプラスするなどの工夫をしています。噛む回数が自然と増える食材を選ぶことも大切です。(りんご、ごぼう、れんこん等)