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12月の給食だより
今年も瞬く間に過ぎていき、あっという間に年内最後の月となりました。寒さが身に染みる季節となりましたが、毎日元気に遊び回る子どもたちの姿に、たくましさを感じています。12月は冬至やクリスマスなど行事がたくさんあり、楽しみが多い月です。しかし、風邪やインフルエンザなどが流行る時期でもあります。食事から風邪に負けない健康な身体をつくるため、栄養価の高い旬の食材を進んで選び、新年を迎える準備をしましょう。
冬至について
*今年の冬至は、12月22日です。
冬至という言葉を耳にすると、本格的に冬を迎えたことを実感しますね。さて、皆さんは冬至という言葉の意味をご存じでしょうか。冬至とは、一年で最も日照時間が短く、夜が長くなる日のことを意味します。古くから、冬至は太陽の生まれ変わりの日とされ、世界各地で祝祭が盛大に行われていました。日本では、この日を境に再び力が甦る日であると考えられ、冬至を境に運気が上昇するといわれています。
〇かぼちゃ
冬至の食べ物といえばかぼちゃですね。本来かぼちゃは夏が旬ですが、長期保存が効くことから、昔の人の知恵として冬至にかぼちゃを食べる風習があります。ゆらりんでも、12月の献立に「かぼちゃぜんざい」、「かぼちゃサラダ」、「かぼちゃのポタージュ」などの料理が組み込まれ、かぼちゃを食べる機会が多くあります。また、11月の献立でさつまいものポタージュがおいしいと好評だったため、かぼちゃのポタージュも楽しみにお待ちください。今回は、かぼちゃを使った料理として、かぼちゃのいとこ煮をピックアップしました。
≪かぼちゃのいとこ煮≫
【材料(4人分)】
・かぼちゃ・・・1/4個(450g)
・ゆであずき(缶詰・加糖)・・・150~200g
・砂糖・・・大さじ1
・塩・・・小さじ1/4
・しょうゆ・・・小さじ1
【作り方】
①かぼちゃのわたと種を除き、荒く皮をむいて一口大に切る。
②鍋にかぼちゃ、水150ml、砂糖、塩を入れ、強火でひと煮立ちする。
③落としぶたをし、弱めの中火で5~10分煮る。
④かぼちゃが柔らかくなったら、ゆであずき、しょうゆを加え、 3分ほど弱火で煮る。
〇柚子湯
強い香りのもとには邪気がおこらないという考えから、冬至に柚子湯に入ると風邪をひかずに冬を越せるといわれています。柚子湯の効能はたくさんあり、一例として血行促進による冷え性緩和、体を温めて風邪予防、クエン酸やビタミンCによる美肌効果、芳香によるリラックス効果などがあげられます。元気に冬を越すため、ぜひお試しください。
豆知識~冬至の七種~
冬至には「ん」のつくものを食べると「運」を呼び込めるといわれています。にんじんやだいこんなど「ん」のつくものを運盛りといい、縁起をかついでいたそうです。それらの食材は縁起かつぎのためだけでなく、その栄養価の高さから、寒い冬を乗り切るために古くから料理に用いられてきました。また、運盛りの食べ物の中でも、「ん」が2つつけば「運」も倍増するという考えのもと、「冬至の七種」と呼ばれる食材が7種あるのはご存じでしょうか。寒い冬至の時期こそ食べたい「冬至の七種」をご紹介します。
・なんきん(かぼちゃ)
ビタミンAやカロテンを多く含み、風邪・脳血管疾患予防に効果的です。
・にんじん
カロテンを多く含み、免疫力を高めます。
・れんこん
ビタミンCを多く含み、風邪予防に効果的です。
・ぎんなん
体を温める効果があり、免疫力を高めます。
・きんかん
ビタミンCやポリフェノールを多く含み、抗酸化作用・疲労回復・風邪予防に効果的です。
・かんてん
食物繊維を多く含み、高血圧・動脈硬化予防に効果的です。
・うんどん(うどん)
炭水化物やたんぱく質を多く含み、健康な身体の基礎をつくります。
今月のイベントと食育活動
もも組・・・ブロッコリーに触れる すずらん組・・・ごぼうの皮むき さくら組・・・野菜の型抜き
すみれ組・・・鏡もち作り ひまわり組・・・乾物に触れる ゆり組・・・アップルパイ作り
20日(金)お誕生日会メニュー
24日(火)クリスマスメニュー