おたよりinformation
9月の給食だより
暦では秋を迎えておりますが、夏の暑さがまだ残り、外を歩くと汗ばむ日が続きそうですね。子どもたちは暑さに負けず、たくさん食べて、遊んで、寝て・・・毎日元気いっぱいで楽しく過ごしています。その姿に私たちも暑さを乗り切るパワーをもらっています。昼夜の気温差が大きく、クーラーで体が冷えやすい時期ですので、引き続き体調管理に気を付けて秋を楽しむ準備をしましょう。さて、秋といえば読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋など、「○○の秋」と言われることが多いですが、皆さんはどのような秋が思い浮かびますか。先日、八百屋さんへお買い物に行った際、さんまやきのこ、さといも、かぼちゃ、ぶどうなど秋の味覚が商品棚に並んでおり、秋の訪れを感じる季節となったことを実感しました。子どもたちにも食欲の秋を感じてもらえるよう、旬の食材をたくさん盛り込んだごはんを提供していきます。
ゆらりんのおやつと子どもたちの姿
園で子どもたちに人気の冷たいおやつと温かいおやつを、1品ずつご紹介します。
豆乳くずもち
おやつがくずもちの日に食べている様子を見に行くと、「美味しい」「冷たい」「もちもちしてる」という声とともに、ピカピカのお皿を見せてくれる子が多く暑い日にはぴったりの人気のおやつです。先月のおやつで豆乳くずもちが提供された際、幼児クラスで「これおもちみたい!どうやって作ったの?」という声が聞こえてきました。「豆乳っていう飲み物と砂糖と片栗粉をぐるぐる混ぜながら温めるとおもちみたいにもちもちなくずもちができるんだよ」と答えると「えー!すごい!」ととても驚いた様子が見られ、それぞれ食感を楽しみながら食べていました。おもちのような柔らかい食感であるため、園ではのどに詰まることのないよう幼児クラスでは一口サイズ、乳児クラスではさらに小さく1cm角程度のサイズに切り分けて提供をしています。くずもちにはきなこに加えて黒蜜をかけて食べるのもおいしいですが、市販の黒蜜ははちみつ入りものもあり、乳児ボツリヌス症発症の危険性があるため、生後1年未満のお子さまには黒蜜をかけることのないようご注意ください。
材料(4人分)
・調整豆乳・・・1本(200g入り)
・砂糖・・・大さじ3~4
・片栗粉・・・大さじ4
・きな粉・・・大さじ3
作り方
①豆乳、砂糖、片栗粉を鍋の中で混ぜ合わせる。
②中火にかけ、焦げないように絶えずヘラでよく混ぜる。
③かたまりができ始めたら弱火にし、なめらかになるまで引き続きヘラで混ぜる。
④バットを水で濡らしたら③を入れてのばす。
⑤粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし、切り分けたらきな粉をまぶす。
かぼちゃもち
9月から11月が旬のかぼちゃを使ったおやつです。秋から冬にかけては追熟によってさらに甘みが増しているため、かぼちゃがメインのおやつは子どもたちに人気です。かぼちゃもちはシンプルなおやつではありますが、片栗粉が入っているためもちもちとした食感で食べ応えがあります。園では9、10月にかぼちゃに触れる、種を取る、潰す、成形するといった食育を乳児クラスで行う予定です。こちらは一昨年も昨年度も楽しそうにかぼちゃと触れあい、上手に料理のお手伝いをする様子が見られた食育です。そして今年度の乳児クラスの子どもたちもさまざまな食育にやる気いっぱい!そのやる気を促し、かぼちゃを通して楽しく豊かな食経験が育めるような食育を作っていきたいと思っております。私たち調理スタッフも子どもたちと食育を行えることを毎月楽しみにしております。園での食育の経験を通して、ご家庭でもお子さまとかぼちゃを潰す、マルやハートなど自分の好きな形に成形をするといった調理工程を一緒に体験してみるのも楽しいかと思いますので、ぜひお試しください。
材料(4人分)
・かぼちゃ・・・1/4個(200g程度)
・片栗粉・・・大さじ3
・砂糖・・・大さじ1
・食塩・・・ひとつまみ
・油・・・小さじ2
作り方
①かぼちゃの皮とわたと取り、蒸して潰す。
②片栗粉、砂糖、塩を混ぜて成形する。
③油をしいてフライパンで焼く。
十五夜について
今年の十五夜は9月21日(火)です。日本では古くからお正月やひな祭りなどのハレの日におもちを食べる習慣がありますが、十五夜もその一つです。十五夜には五穀豊穣を祈ってお月見団子やススキなどのお供えをします。お月見団子は白く丸い形が一般的ですが、地域によっては茶色やピンク色の色鮮やかなお団子や、しずく型のお団子、小豆をおもちの周りにまとわせたお団子などもあり、同じ国でも様々な文化があって素敵ですね。月といえば、その模様から日本では餅をつくうさぎに見えるといわれていますが、世界ではカニやワニ、髪の長い女性、吠えるライオンなど人によって見え方が異なるようです。私は木馬に乗ったうさぎか、背中を反らせてジャンプをするうさぎに見えるのですが、皆さんはどのように見えますか。この時期には1年で最も澄み渡ったきれいな月が見られるとされてますので、ぜひ夜に空を見上げてみて下さい。
今月のイベントと食育活動
ももぐみ・・・かぼちゃに触れる(21日)
すずらんぐみ・・・かぼちゃの種取り(22日)
さくらぐみ・・・お月見団子作り、秋の果物や食材を知る(13日)
すみれぐみ・・・米粉蒸しパン作り(10日)
ひまわりぐみ・・・災害時の食事(知る、食べる)(3日)
ゆりぐみ・・・災害時の食事(知る、食べる、作る)(1日)