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1月の給食だより
明けましておめでとうございます。お休み中はご家族でゆっくり過ごせたでしょうか?久しぶりの登園でなんだかそわそわしている子どもたち。でも、お友達と遊び始めると、あっという間にいつもの笑顔がもどってきました!2020年も子どもたちが、元気で笑顔いっぱいの園生活が送れるよう、美味しい給食を作ります!まず初めのイベントはお正月の会です。新年明けもたくさん体を動かして、おなかを空かせましょう!今回はお正月にちなんだ食について紹介したいと思います。
お正月といえば・・・
お正月といえばおせち料理にお雑煮がスタンダードですね。また、地域による郷土料理だったり、最近では、ローストビーフやハムなどを使った洋風のおせちだったりと、家庭にもよるのではないでしょうか?中でも変わっているのが、島根県・松江のお雑煮です。松江市では、小豆雑煮で新年をお祝いするそうです。すまし汁におもちを入れ、煮た小豆をのせ、食べるときに砂糖をかけるお汁粉風のお雑煮です。
ところで、おせち料理とはお正月に食べるお祝いの料理のことですが...本来は、お正月だけでなく、元旦や五節句などの節日を祝うため、神様にお供えして食べるものを「御節句(おせちく)」と呼んでいたそうです。また、正月三が日はかまどの神様に休んでもらおうという気持ちの表れや、女性を台所に立たせないようにという意味も含め、保存の効く食材が中心のものになったといわれています。
お正月の思い出
小さい頃の体験は子どもたちにとって大切な思い出になります。親戚が集まることやたくさんの年賀状が届くこと、家の中を大掃除したり、お年玉をもらったりといつもと違う特別な日。
私の地元は青森なので、雪像づくりや、家族でスキーやスケートなど、体を動かすこともとっても楽しい思い出になりました。そして何よりも、美味しいごちそうが楽しみでした!そこで、私の地元の青森で食べる郷土料理の一つを紹介します♪
《けの汁》
けの汁とは、青森の津軽地方で古くから伝わる郷土料理で、津軽の草粥ともいわれます。大根、人参、ごぼうなどの根菜類と、フキやワラビなどの山菜類、油揚げ、豆腐、高野豆腐などの大豆製品を細かく刻んで煮込み、味噌やしょうゆで味付けしたものです。名前の由来は「粥の汁」が訛ったもので、これもまた、女性が小正月をくつろぐために作り置きする、栄養たっぷりの保存食でもありました。
【4人分】
・大根・・・200g
・ごぼう・・・100g
・にんじん・・・100g
・高野豆腐・・・1枚
・油揚げ・・・1枚
・わらび水煮・・・100g
・ぜんまい水煮・・・100g
・フキ水煮・・・100g
・こんにゃく・・・3分の1枚
・椎茸・・・4枚
・だし・・・適量
・みそ・・・大さじ2~
・しょうゆ・・・お好みで
【作り方】
①ごぼうは皮をこすって5ミリ角に切って水にさらす。
②にんじん大根しいたけ、下処理した高野豆腐、油揚げ、こんにゃくは5ミリ角に切り、山菜は5ミリ幅に切る。
③鍋にだしを入れ、①②を加えて火にかけ、煮立ったらアクを除き、中火で野菜が柔らかくなるまで煮る。
④味噌を溶き入れて味付けをして出来上がり♪
子どもたちが食べているところを見ているとよく、「豆乳スープが好き!」「みそ汁が美味しいんだよね~」などの言葉が飛び交います。汁物は子どもたちにとって食べやすいものなのか、どのご飯のおかずよりも一番先に食べ終わります!「お麩が苦手なの」と言いながらもお麩が入っているすまし汁を手にしながら飲み干してくれます。きっと子どもたちも気に入る料理だと思うのでぜひおうちで作ってみて下さい。
今月の食育
もも組・・・れんこんに触れる すずらん組・・・ふりかけおにぎり さくら組・・・ジャムサンド作り
すみれ組・・・ロールサンド作り ひまわり組・・・切干大根(ピーラー) ゆり組・・・メニュー作り