おたよりinformation
8月の給食だより
日本はひとつの季節の中にも様々な表情があることを、子どもとの会話のなかで実感したエピソードがあります。今年は園舎横の花壇で野菜の栽培を始め、雨が降っていなかったら水やりに行こうねと子どもたちと約束をしていました。先月は梅雨空が続き、なかなか水やりに行けない子どもたち。そんなときに聞こえた言葉です。「早く夏になればいいのにな」その言葉にもう7月だから夏なんだよ、と返すと、「今はまだ梅雨でしょ?雨が止んだら夏になるんだよ」と。なるほど、と思いました。3~5月が春で、6~8月が夏で…といったように考えてしまいますが、たしかに季節はある日を境に「春」から「夏」に切り替わるわけではありません。肌で季節を感じられるようになったのも成長の証だなと嬉しく思い、さらに自分の言葉で説明できることに感心しました。子どもの考えを否定せず、梅雨は夏の始まりの合図で、雨が止んだら元気いっぱいの夏になるんだねと、話しました。子どもたちは、わたしたちが思うより、大人の話をよく聞いていて、子どもたちなりに理解しています。子どもたちの意思を尊重し、対等に話をすることの大切さを感じました。
保育園で人気なおやつのレシピ
先日の保護者会の事前アンケートで子どもがよく食べるおやつを紹介して欲しいとご意見をいただきました。全月齢において残食が少ないのは、ずばりおにぎり、パンです!幼児クラスの子どもたちは焼き菓子なども人気ですが、乳児クラスの子どもたちは慣れ親しんだごはんやパンに安心感をもつようです。
じゃこトースト
・食パン・・・2枚
・しらす干し・・・大さじ2
・マヨネーズ・・・大さじ1
・青のり・・・少々
1.しらす干しは茹でこぼして塩を抜きます。
2.マヨネーズにしらす干し、青のりを混ぜる。
3.パンに塗り、トースターで3分焼く。
枝豆塩昆布おにぎり
・炊いたごはん・・・200g
・塩昆布・・・ふたつまみ
・枝豆・・・さやつき50g
1.枝豆を茹でる。ザルにあけてそのまま粗熱をとり、豆を取り出す。
2.ごはんに塩昆布、枝豆を混ぜ込みおにぎりを握る。
☆プロセスチーズを混ぜ込むレシピも人気です!チーズが溶けてしっとりまとまり食べやすいです。
※枝豆は気道に入り込み窒息の危険性があることが消費者庁から注意喚起されています。ゆらりんでは乳児クラスに提供する枝豆は半割りの形状にしています。ご家庭でも十分に注意してください。
2週間前から水遊びが始まりました。水遊びカードに記載されているプールに入れない状態のひとつに朝ごはんを食べていないこと、とあります。気温が高く、強い日差しの中では、健康な体であっても朝ごはんを食べていないことが原因で熱中症になる危険性が高まります。朝ごはんの大切さは理解しているが、忙しくて朝ごはんの支度が十分にできない、子どもの食が細い、と朝ごはんで悩む声も聞いています。保育園のおやつは食事の延長となるような、おなかにたまるメニューが多く朝ごはんにも向いているものもあります。朝ごはんのレパートリーや、食のすすみでお困りの際は献立表をヒントにしてみてはいかがでしょうか。
食育活動紹介
バター作り(ひまわりぐみ)
・生クリーム(動物性)・・・200cc
・塩・・・ひとつまみ
・シェイカー(密封できる容器ならばOKです)
1.生クリームはよく冷やしておく。
2.生クリームと塩をシェイカーに入れ、ふたをしっかりしめる。(塩を入れなくてもバターはできますが、保存性が高まります)
3.シェイカーをふる。
4.ざるで濾して、固体のバターと液体のホエイに分けてできあがり。(ホエイはたんぱく質などの栄養が豊富です。ぜひ飲んでください。)
今月のイベントと食育活動
ももぐみ・・・とうもろこしに触れる(25日)
すずらんぐみ・・・とうもろこしの皮むき(31日)
さくらぐみ・・・ミニトマトのへた取り(10日)
すみれぐみ・・・フルーツクラッシュゼリー作り(4日)
ひまわりぐみ・・・シャーベット作り(26日)
ゆりぐみ・・・カレー作り(ナイト保育)(27日)