おたよりinformation

1月の給食だより

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

寒さが厳しさを増す中、鼻を赤らめ白い息を吐きながらも元気に登園した子どもたち。久しぶりに会ったお友達との会話に花が咲き、静かだった園内が子どもたちの楽しそうな声でいっぱいになりました。正月遊びの話や神社へお参りに行った話、おせち料理を食べた話などさまざまなお話が聞こえてきて、思い思いにお正月を楽しまれたのだと思います。屋内外で寒暖差が激しく、乾燥のしやすい季節ですので、体調管理に気を配りながら元気に新年を過ごしましょう。

おせち料理

お正月に楽しみなことのひとつといえばおせち料理があげられるのではないでしょうか。新年をお祝いする意味も込めて家族や親族で集まって食べる特別な料理はいつも以上に美味しく感じますよね。そのおせち料理に入っている料理ひとつひとつには意味があることをご存じでしょうか。ここではおせち料理に込められた意味をいくつかご紹介します。

数の子

多くの卵が付いていることから子孫繁栄を願います。

田作り

田畑の肥料にいわしが使われていたことから五穀豊穣を願います。

黒豆

豆とマメをかけて、マメ(勤勉で健康)に暮らせるよう願います。

栗きんとん

黄金色の財宝を連想させることから豊かな一年を願います。

かまぼこ

かまぼこの赤は魔除け、白は清浄を願います。

伊達巻き

巻き物に似た形をしていることから知識や文化の発達を願います。


昔の人は料理ひとつひとつに素敵な意味を込めて作り、食べていました。料理に込められた意味を知ると、食べるときにより一層楽しく感じられますね!

 

七草がゆ

七草がゆとは春の七草といわれるセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロが入ったおかゆのことを言います。お米と七草、少量の塩で作るためあっさりとしており、味が濃くこってりとしたお正月のおせち料理で弱った胃や腸をひとやすみさせるのにピッタリです。また、七草がゆを食べることで一年間の無病息災を祈るという意味があり、七草ひとつひとつにも勝負に競り勝つ、繁栄がはびこるなどの意味が込められています。園では、毎年1月7日におやつとして七草がゆを提供しています。その際、調理室からクラスへおかゆに入っていない状態の七草を持っていき子どもたちに見てもらうことで、七草の名前やにおい、見た目、色などを知る機会を用意しています。口からだけでなく、目や鼻などの五感で七草を感じ、食欲増進へつなげるとともに、日本の古き良き習慣を伝えていきたく思っています。

 

調理室での一コマ

ある日、調理室で誕生日メニューの話をしている際、お赤飯の話になりました。私の実家では、お赤飯と言ったらごま塩を振りかけて食べるのが主流だったのですが、1人の先生の「母親の実家では甘いお赤飯が出るよ。」という発言に驚きました。保育士の先生にも話を聞いたところ、「私の実家もそう」「甘くないと食べれない」「東京に来てお赤飯が甘くなくてびっくりした」という声を聞き、調べてみると北海道や東北地方では甘いお赤飯が主流だということが分かりました。作り方は地域によって少しの違いがあるようですが、基本的には甘納豆と食紅を入れて炊くそうです。なんと、コンビニで売っているお赤飯も甘いとのことでした。日本全国で食べられている共通の料理でも、地域によって味付けや食材が異なり、独自の食文化が根付いているのは面白いですよね。甘納豆の他に、落花生入りのお赤飯やしょうゆ味のお赤飯などもありますが、皆さんの慣れ親しんだお赤飯はどのようなものでしょうか。

今月のイベントと食育活動

もも組・・・かぶに触れる・ちぎる 12日(火)

すずらん組・・・りんごの皮むきを見る 13日(水)

さくら組・・・食事のマナー 18日(月)

すみれ組・・・きなこ蒸しパン作り 20日(水)

ひまわり組・・・野菜の色素について 28日(木)

ゆり組・・・献立作り 25日(水)

 

・29日(金)・・・お誕生日メニュー