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12月の給食だより
今年もあと一カ月となりました。気温が下がり、空気が乾燥する季節は、インフルエンザやノロウイルスによる感染症が流行します。寒い冬も元気に過ごすため、風邪予防に努めましょう。まだまだコロナが不安な世の中ですが、最近は、衛生を守った中で、クッキングを取り入れた食育活動をおこなっています。久しぶりのクッキング活動に、子どもたちはとっても楽しそうで、やる前日から「明日たのしみにしてるね!」なんて言葉をかけてくれます。子どもたちはもちろん、私たち調理スタッフも担任の先生と計画を立てながらワクワクドキドキしています。
寒い冬を乗り切ろう
①肉、魚、卵などのたんぱく質をたくさんとろう
たんぱく質は体を作る大切な栄養素です。代謝をよくして、体をじっくりと温める働きがあります。ゆらりんでは、鶏ささみをサラダに入れたり、豆腐をつくねやハンバーグ、汁物などに多く取り入れています。
②エネルギーを十分に取ろう
炭水化物や脂肪は体を動かす燃料になります。
脂肪は少しの量でたくさんのエネルギーになるため、体を温めてくれます。
③暖かい食べ物と料理で体の中から温めよう
冬に美味しい野菜や魚介を使った暖かい鍋物やスープなどで体を温めましょう。
④毎日朝ごはんを食べよう
朝ごはんを食べると、噛むことや食べ物を消化吸収するために内臓が動き出し、体の中から温めます。1日の活動でとても大事な食事です。ですが、食欲がなくて食べたくないときもありますよね。
そんなとき私がよくやるのは雑炊です。かつお節のだし汁に、ごはんを入れて、味噌と、とき卵をとくだけの簡単雑炊。洗い物も少なく楽ちんです。これで炭水化物とたんぱく質は取ったことにして、あとは果物と夕食の残りのお肉など少量取れば、栄養バランスがとれます。また、食欲が出ないときでも、雑炊なら消化に優しくおすすめです。
⑤ビタミンをたっぷりとろう
ビタミンAは鼻やのどの粘膜を強くし、ウイルスが入るのを防ぎます。ビタミンCは、ウイルスを外に追い出す働きがあります。緑黄色野菜やフルーツなどからビタミンを摂取しましょう。
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*焼きミカン・・・関東では冷凍ミカンがよく食べられると思うのですが、寒い地方では焼いて食べる方法があります。私の地元ではガスストーブが主流だったので、よくストーブの上で温めて食べていました。みかんは温めると、普通のものより甘みが増してジューシーになります。また、みかんは美肌効果、免疫力UPにもなるので、普段と違ったミカンをぜひ試してみてください。
12月21日は冬至
冬至とは、1年で1番昼が短くなる日の事です。この日は、昔から、ゆず湯に入ってかぼちゃを食べるという風習があります。かぼちゃは夏に収穫しますが、長期保存ができることから、冬にも食べられるようになりました。また、寒い日が続くこの時期に、ビタミン豊富なかぼちゃを食べて風邪予防をし、元気に過ごせるようにという願いが込められています。どうして冬至にゆず湯なのか、、? それは、旬の食材であることもなのですが、日本では「風邪をひかずに冬を越せる」と言われています。ゆずには、血行を良くする働きがあり、体を温めてくれる効果があります。果実を丸のままお湯に浮かべる光景がイメージされますが、細かく刻んでさらしの袋に入れ、お湯に浮かべると薬効による様々な効果が得られます。ゆず独特の良い香りのお風呂を子どもたちに楽しんでもらうのも良いですね。
簡単かぼちゃレシピ
*かぼちゃグリル(1人分)
・かぼちゃ 50g
・バター 5g
・塩 適量
うすめにスライスしたかぼちゃに溶かしたバターを絡めます。160℃で予熱したオーブンで8分ほど焼きます。最後に塩を少し振りかけて出来上がりです。かぼちゃの甘さを活かした、保育園でも人気のあるとっても簡単なレシピです。季節のかぼちゃを手軽にとれて、子どもたちも大好きな味です。
ブロッコリーの旬はいつ??
子どもたちの食事の様子を見ているとき「ブロッコリーの旬っていつなの?」と聞かれたことがありました。私もその時、確かにいつなんだろう、、と気になったのでここでご紹介します。
旬を大まかに分けると初夏と冬になります。また、時期によって旬の産地が異なるようです。覚えておくと美味しいブロッコリーを選ぶことができます。
初夏 ⇒ 埼玉中心とした関東産のブロッコリー
11~3月 ⇒ 愛知・群馬県
7~8月 ⇒ 北海道
6~10月 ⇒ 長野県
今月の食育
もも・・・ほうれん草に触れる(7日)
すずらん・・・乾物を水に戻す(4日)
さくら・・・野菜の型抜き(16日)
すみれ・・・鏡もちについて知る、お団子作り(22日)
ひまわり・・・クッキーづくり(21日)
ゆり・・・調理室を見学して、包丁を使ってみよう!(1日2人ずつ)、三色食品群を知る(24日)