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8月の保健だより

夏に多い子どもの肌トラブル

あせも、おむつかぶれ、乳児湿疹、アトピー性皮膚炎、とびひ、水いぼ等、

夏は様々な小児特有の肌トラブルが増えます。

園でも、痒みや痛みを訴えるお子さんが増えてきました。

今回は『あせも』と『アレルギー性皮膚炎』についてお伝えしたいと思います。

 

あせも

汗が蒸発しにくい環境で多量に汗をかくと、汗の通り道が渋滞を起こし、汗が溜まってしまいます。

あせもは、水ぶくれや炎症による痒み、赤い発疹が出来てしまう病気です。

近年は、気温が高い時期が長い為、あせもになりやすい時期が長期化しています。

あせもになってしまったら、汗を洗い流し、痒みの原因を取り除きます。

洗うのが難しい場合は、タオルを濡らし拭いてあげましょう。

痒い部分は冷やす方法も効果的です。

予防するには、清潔を保ち、そしてこまめに着替えをしましょう。

また、保湿クリーム等で保湿ケアをし、皮膚のバリア機能を高めましょう。

 

アレルギー性皮膚炎

痒みを伴う湿疹が全身または部分的に発生する病気です。

体質や皮膚のバリア機能の低下、様々な原因が組み合わさって起こる病気です。

悪化する要因は、ダニ、カビ、汗、ペットの毛、ストレス、食物等で、特定するには血液検査を行います。

治療の3本柱は①スキンケア ②薬物治療 ③悪化要因の対策です。

6月から始まっている水遊びでは、コロナウイルス感染予防の為、

次亜塩素酸ナトリウムでの消毒(玩具やたらい内の水等)を行っています。

水遊び後はシャワー浴を行い、しっかりと洗い流していますが、

ご家庭でもスキンケアのご協力をお願い致します。

 

変異株1密でも注意が必要です

(3密=密接・密閉・密集)

新型コロナウイルスの『変異株』が懸念されています。

環境に適応しやすいよう姿を変えていくのです。

変異株は従来株よりも、『感染しやすい』『重症化しやすい

免疫やワクチンの効果を低下させる』等の可能性が指摘されています。

変異株であっても、一人一人の必要な対策はこれまでと変わりありません。

自分が出来る感染対策を行っていきましょう。