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12月の保健だより

睡眠の大切さとメカニズム

現代の子ども達の5人に1人は睡眠習慣の乱れや睡眠障害等、何らかの睡眠問題を抱えています。

1歳~6歳の全ての年齢において、22時以降に就寝する割合が増加し、

年々、夜型傾向にある事が日本小児保健協会の調査で明らかになっています。

では、なぜ睡眠は大切なのでしょうか。

 

【ノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)の正しい反復によって脳と体が育つ】

「ノンレム睡眠」が90分、「レム睡眠」が30分、

この1つのサイクルを1晩のうちに5回程繰り返すのが理想の反復です。

120分×5回=600分、少なくとも10時間の睡眠が望ましい事が分かります。

「ノンレム睡眠」は、主に脳と肉体の疲労を回復させ、

免疫力・新陳代謝を高める働きをしています。

また、損傷を受けた細胞や組織を修復する、

成長ホルモンがたくさん分泌されるのも「ノンレム睡眠」の時です。

「レム睡眠」は、脳は活動していて、思考の整理や記憶の定着を行っています。

脳の発達・精神の安定に重要です。

 

寝不足で元気が出ない、体調が悪くなってしまった、

朝食を食べてこなかった、園でもそんな子ども達を目にします。

楽しく、元気に保育園での生活が送れるよう、日々の睡眠時間を整えていきましょう。