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2月の保健だより

床暖房による低温火傷にご注意を

まだまだ寒い季節が続きますね。

床暖房はこの季節とても便利なものですが、低温火傷になる可能性があるのをご存じでしょうか?

床暖房には大きく電気式温水式に分けられ、特に電気式では接触面が高温になりやすく、体が接している面は閉塞され、熱の放射ができず低温火傷の恐れがあると言われています。

ただし、温水式であるから安心という事ではありません。

床に座ったり寝そべったりした場合には、体が接触している床面からは室内への熱の放出がなくなり、接触している部分の温度が上昇し低温火傷のリスクが高まります。掛物をしているとより熱がこもりやすくなるため、なおさら注意をしていかなければなりませんね。

また、こどもは大人よりも熱を感じやすく皮膚も薄いため、低温火傷のみならず汗疹や脱水といったことも生じてきやすくなります。

 

こころがけると安心なこと

*長時間つけていると高温になりやすい→こまめな電源のON・OFF

*集中して座って遊んでいる→低温設定にする、適宜表面温度の確認を行う

 

火傷の程度はレベルによって分類されますが、軽症の場合気付かないこともありますので、軽い痛みを伴う発赤がみられた場合には“低温火傷かも?”と疑い、流水で10分以上冷やし(アイスノンよりもムラなく冷やせ、凍傷になることを防げます)皮膚科を受診しましょう。