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10月の保健だより
胃腸炎について
胃腸炎罹患時、家庭での食事管理は大切な治療のひとつです。
今回は下痢嘔吐時の食べ物や飲み物についてご紹介したいと思います。
食べ物
油ものは避けて、軟らかいご飯・パン・うどんのようなや炭水化物がよいでしょう。
今はお粥でなくてもよいとされていますが、胃腸に負担がかからないよう軟らかめにするとよいですね。
また、油分の少ない白身の魚や卵・豆腐などの蛋白質、野菜もおすすめです。
油の少ない肉も食べてもよいのですが、出来るだけ軟らかくすることが大切です。
果物はリンゴとバナナがよく、下痢になりやすいミカン系やイチゴは避けましょう。
飲み物
下痢の時は塩分などの電解質や糖分が必要のため、これらを含む飲み物が大切です。
しかし、そのために吐き気が出たり下痢が悪化することもありますので、少し配慮が必要となります。
ジュースの場合なら100%果汁などの濃厚なジュース(特にミカン系)は避けて少し薄めましょう。
また、炭酸飲料はお腹が張るため避けましょう。
イオン飲料・お茶は構いませんが、一番のおすすめは味の付いたあっさりしたスープです。
牛乳などの乳製品については必ずしも避けなくてもよいのですが、下痢が引き起こされる場合はやめておいた方が無難です。
乳児に関して、母乳は制限なく与えてよく、ミルクも吐くことさえなければ薄めなくてもよいでしょう。
離乳食は元々油分も少ないため特に制限を設ける必要はありません。