おたよりinformation

10月の給食だより

朝夕と涼しくなり、すっかり秋めいてきました。

秋と言えば、やはり『食欲の秋』。

秋は実りの季節ともよばれ、様々な食材が美味しい旬を迎える季節です。

実は‘‘美味しい’’という気持ちは経験によって判断されるのだそうです。

人間は脳の偏桃体という器官で、これまでに接してきた食べ物の記憶をたどって

これは食べていいものだと判定しています。

ですから、子ども達はたくさんの味と出会い、その味を覚えていく必要があります。

酸味や苦みのあるものも受け入れられるようになるには、

味の記憶によって嗜好を発達させ、「楽しい体験」や「プラスの情報」と結び付けることによって、

「美味しい」「食べたい」といった気持ちにより処理できるようになります。

 

先日、「八王子市の幼稚園の給食で提供したぶどうを喉につまらせて

3歳児クラスの男児(4歳)が死亡した事故」が発生しました。

報道によりますと、食べたぶどうは直径約3cmのピオーネで給食提供時は皮がついていたが、

男児の喉に詰まったぶどうには皮がついていなかったということです。

当園では大粒のぶどうを提供する際、乳児クラスは皮をむいて各年齢に応じて

カットして提供していましたが、幼児クラスはカットせずに提供をしていました。

今後は幼児クラスも半分に切って提供をしていきます。

また、改めて給食等食事に関わる時には必ず、保育士が声かけや見守り等を行い、

子どもたちに寄り添いながらの食事提供をしていきます。

ご家庭でも充分、お気をつけ下さい。