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9月の木育だより

世界文化遺産「法隆寺」。みなさんご存知の通り、世界最古の木造建築です。世界で一番古い木の家が日本に残っている。これだけでも、世界に誇る匠の技術を持つ、木の文化の国と言える様に思います。ではこの法隆寺は、何の木でできているのでしょうか?

答えは、・・・「ヒノキ」です。多くある樹種の中で、もしもヒノキを選んでいなければ、こんなにも長くは持ちませんでした。ヒノキという木が、風雨にさられても強い樹種である事を昔の人はよく知っていたのです。

6月下旬辺りから始めた水の積み木もヒノキです。ある程度の形は整っていましたが、紙やすりで積み木の角を取る事に根気が必要でした。なかなか角が削れず苦戦する姿が各クラス見受けられましたが、コツを掴むと夢中になって行っている姿がとても印象的でした。

 

3,4,5歳児:水の積み木を完成させ、いざ水に浮かべました。各クラスの反応は・・・・

・3歳児:ビニールプールの水の中に、積み木を浮かべるだけで、水に揺れる積み木を観て喜んでいました。子ども達にとっては、自分の積み木が、水に浮かぶ船のように見え、ビニールプール中はいつの間にか、沢山の船が完成していました。

・4歳児:自分の船だけでは、物足りず、駆使して積み木で見立てた船の上に更に船を作り、2階建ての船を作る姿に驚きました。積み木を、2階建て、3階建てに積み上げては水の中に崩れを繰り返し、何度も挑む姿がありました。

・5歳児 :最初から、浮くと言う事を知っていた為、船に見立てるのでなく、何処まで水の上で積み上がるかといった、陸の上とは違う水の上でのバランスの難しさも知りながら何段も重ねて楽しみました。

(*水の積み木は、各クラスからご家庭にお渡し致します。子ども達と一緒にお風呂の中等で浮かばせて楽しんでくださいね。)

 

5歳児  :箸作りを始めました。

用意した角材が、大き目だったので、「大人よりも大きい箸になる~、大人みたいな箸だね」等様々な反応でした。今回は、初めての木育ではないので、紙やすりで好きな形にしていく事に夢中になって行いました。中には、紙やすりでの作業の為、「え~大変」といった反応もありましたが、自分の箸を作る事へイメージを膨らませ、わくわくどきどき感を持って乗り越えていきたいと思います。

大き目の方が、紙やすりで削り易いかと思いましたが、子ども達と話し、次回は、一人ひとりの手に合った大きさにする為、ノコギリで切っていこうと思います。

箸を作る事を通して、根気や物を大切にする力がつけば良いなと考えています。

 

<今後の予定>

3,4歳児クラスは10月下旬頃から木のスプーンを作る予定です。

5歳児クラスは暫く、箸作りを頑張ります。

宜しくお願い致します。