おたよりinformation

5月の保健だより

今年は長いゴールデンウィークでしたが、それぞれ充実した休暇を過ごしたことと思います。お休み中に生活リズムが崩れてしまった方は、徐々に戻していきましょう。

 

鼻水って?

鼻水は、鼻に侵入したウィルスや細菌、花粉などを排出するためのものです。外に出すべきものを出さないままにしていたら、身体に良くないですし、鼻水はそれ自体が雑菌の温床になります。奥に流れると、副鼻腔炎や中耳炎になることもあります。流れっぱなしだと、肌も荒れてしまいます。

さらに、鼻づまりのために口呼吸をすると、乾燥によってのどを傷めたり、風邪を引きやすくなったりします。なるべく早く、自分で鼻をかめるようにしたいですね。

 

何歳くらいからできるの? (あせらず、ゆっくりすすめましょう)

個人差はありますが、大人が話していることをある程度理解できたり、動作を真似したりできれば、鼻をかむ練習は始められるそうです。早ければ、1歳半〜2歳くらいでもできるかもしれません。まだ自分でかめない子は、大人が拭きとったり、吸引器を使ったりして、こまめにとってあげましょう。

正しいかみ方は?

◎片方ずつかむ

◎ゆっくり、少しずつかむ

×力まかせにかむ。

× 両方の鼻を一度にかむ。

×鼻をほじる。(粘膜を傷つけて鼻出血しやすい)

×鼻をすする

どうやって教える?

いきなり鼻をかむのは難しいので、まずはゲーム感覚で鼻から息を出す練習をしてみましょう。

<ティッシュ揺らし>

①顔の前にティッシュなどを持つ。

②片方の鼻を指で押さえる。

③大きく口から息を吸って、

④鼻息でティッシュを揺らしてみよう。

<ティッシュのボール飛ばし>

①机の上に丸めたティッシュを置く

②片方ずつ鼻を押さえて、鼻息で遠くまで飛ばしてみよう。

 

※鼻づまりだと鼻に息が通る感覚がわかりくいため、練習は元気なときに行いましょう。

加湿や保温をすることで、鼻水が出しやすくなります。お風呂中やお風呂上がりに練習するのも良いかもしれません。

とにかくこまめに鼻をかんで、鼻水がたまったままの状態を長引かせないようにするのが大切です。長引いていたら、受診しましょう。鼻の下や頬が荒れてしまったら、ワセリン等で保護してあげましょう。