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2023年度7月 保健だより

梅雨が明け気温が一気に高くなってくる夏は熱中症が最も多くなる季節です。高温の炎天下にいると、大量の汗で体の水分や塩分が失われ、体温調節がうまくできなくなってしまいます。子どもは大人に比べて暑さに弱く熱中症になりやすいため、水分・塩分の補給について大人が気をつけ予防していきましょう。健康には十分に気をつけ、元気に、そして楽しく夏を過ごしていきたいですね!

子どもの熱中症とは

照り返しの影響を受けやすい

«子どもは体重に比べて体表面積が広い分、気温など周囲の環境の影響を受けやすい

«幼少期の子どもは身長が低い為、地面からの照り返しの影響を強くうける

«大人が暑いと感じているとき、子どもはさらに高温の環境下にいる

«たとえば大人の顔の高さで32℃の時、子どもの顔の高さでは35℃程度の感覚

自分では予防ができない

«子どもは自分で自らの体調の変化を訴えないことが多い

«屋外でずっと遊んでいると楽しさに夢中になってしまい、身体に異変が起きていても気づかないことがある

«異変がないか周囲の大人が気にかける必要がある

大人より暑さに弱い

«乳幼児・幼児は体温調節機能が未発達

«特に汗をかく機能が未熟で暑さを感じてから汗をかくまでに時間がかかる。体温を下げるのにも時間がかかってしまう体に熱がこもりやすく体温が上昇しやすくなる

«全身に占める水分の割合が大人より高いため、外気温の影響を受けやすい

熱中症かな?と思ったら

軽いめまいや頭痛がある場合、軽い熱中症の可能性があります。

«衣類を緩め、涼しいところ に頭を低くした状態で寝かせます。

«塩分・糖分が含まれたイオン飲料を、こまめに少しずつ 飲ませましょう。
全身がだるそう、意識がはっきりしないなどの症状がみられたら、「熱疲労」かも知れません。
重症化しないための処置が必要です。

«イオン飲料をこまめに少しずつ与えながら、冷たいぬれタオルで拭く・風を送る・クーラーの効いた部屋に寝かせるなど積極的に体を冷やすよう にしましょう。

«同時に病院を受診する準備をしましょう。