おたよりinformation

保健だより 2月

子どもは風の子!寒さにも負けず、元気に外遊びを楽しむ子供たちの姿が見られています。
子どもたちの元気な笑顔はきちんとした体調管理ができてこそ生まれるものです。免疫力アップのためにも生活リズムを整えましょう。

 

当園で嘔吐下痢が流行していました

114日から、職員も含め多くの園児が嘔吐下痢を発症しました。感染性の胃腸炎が流行している状況です。
現在は、嘔吐下痢後の登園を許可していますが、感染症の拡大が急速であり感染力も強いと思われます。
できる限り症状のあるお子様は自宅療養をお願いしたいと思っております。
また、ウイルス性であれば23週間は排便からウイルスが排出されますので、症状のある方は保育園に伝えて下さい。
保育園では可能な限りの感染症対策を行っております。
引き続き、お子様の健康観察、感染予防に努めてまいります。
皆様のご協力もお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

 

◆ロタウイルス◆

冬から春先に大流行する感染性胃腸炎で、激しい嘔吐、白くて水っぽい下痢などの症状が出ます。
水分を取りたがらない、おしっこの量が少ない、または半日以上出ていない、目の周りがくぼんでいるなどの症状が出た場合は、すぐに医師にかかりましょう。
おもちゃの消毒や、おむつ替えの後の手洗いも、感染予防に効果的です。
また、予防のためのワクチンもありますが、接種年齢に制限があるので注意してください。

 

ノロウイルス

ノロウイルスは、牡蠣やしじみ、あさり、ホタテ等の二枚貝の消化管に潜んでいて、食べた人の腸内で増えます。
微量の菌でも感染し、1~2日の潜伏期間を置いて、悪寒、発熱、下痢、嘔吐、腹痛などの症状が出ます。
特に牡蠣は消化管を含めて生で食べることが多いので、発症の可能性が高くなります。
症状が出たら、すぐ医師にかかりましょう。
症状が治まっても2~3週間は便の中にウイルスが出ることがあるため二次感染をしないよう、十分な注意が必要です。
下痢の症状があれば、入浴は一番最後にするか、シャワーだけにしたほうがよいでしょう。
食事は油物を避け、野菜スープや味噌汁などの温かい物を薄味にして出しましょう。
また、りんごやにんじんには整腸作用があるので、りんごのすりおろしを与えたり、にんじんをおかゆに混ぜたりして調理するのもお勧めです。
毎日の予防には、調理前の十分な手洗いはもちろん、調理器具を塩素系の漂白剤に浸けたり、熱湯をかけて消毒をしたり、食品を熱湯で1分以上加熱したりすることが効果的です。