おたよりinformation
園だより 12月
近頃は暖かい日と急に寒い日と気温差が大きい毎日ですが、忙しい12月も体調を崩さずに元気に今年を終えたいですね。12月といえばまもなく冬至を迎えます。冬は根菜や鍋も美味しくなる季節ですが、冬至にかぼちゃや「ん」の付く食材を食べて運気を呼び込み、温かいゆず湯に入るなど季節ならではの特別な風習に従ってみるのもいいと思います。元気に動いて、たくさん栄養を蓄え、これから来る本格的な寒さに備えたいですね。
サンタクロースについてのお話です。
皆様と一緒にお子さまの心の豊かさを育んでいけたらと思い、ご紹介いたします!!
もう数年前のことになるが、アメリカのある児童文学評論誌に、次のような一文が掲載された。「子どもたちは、遅かれ早かれ、サンタクロースが本当はだれかを知る。知ってしまえば、そのこと事態は他愛のないこととして片付けられてしまうだろう。しかし、幼い日に、心からサンタクロースの存在を信じることは、その人の中に、信じるという能力を養う。わたしたちは、サンタクロースその人の重要さのためではなく、サンタクロースが子どもの心に働きかけて生み出すこの能力ゆえに、サンタクロースをもっと大事にしなければいけない」というのが、その大要であった。
心の中に、ひとたびサンタクロースを住まわせた子は、サンタクロースを収容する空間をつくりあげている。サンタクロースその人はいつの日かその子の心の外へ出て行ってしまうだろう。だがサンタクロースが占めていた心の空間は、その子に残る。この空間がある限り、人は成長に従って、サンタクロースに代わる新しい住人を、ここに迎え入れることができる。 松岡享子著(1978こぐま社)