おたよりinformation

ほけんだより 7月

暑い季節がやってきました。梅雨明けは暑い日が続くので、熱中症に注意しなくてはなりません。水分補給や体調管理に気を付けながら、涼しい時間帯は外遊びをして、暑さに負けない体づくりを心がけましょう。

☆夏に多い感染症

ウイルス感染によって起こる病気です。他人への感染力も強いので、必ず受診をして医師の診断を受けましょう。

ヘルパンギーナ

突然の高熱と喉の痛み、口の中の水ほう、口内炎が特徴です。症状が軽ければ1~4日くらいで解熱します。

プール熱

プールで感染することもあり、高熱が3~5日くらい続き、喉の痛み、目の充血やかゆみなど結膜炎のような症状も出ます。食事は消化のよい物を食べましょう。

手足口病

手の平、足の裏、口の中に水ほうができ、発熱することもあります。食事は喉越しのよい物を食べましょう。

流行性角結膜炎

目が腫れ、充血し、普段より多く目やにや涙が出ます。周りの人への感染源となるので、タオルは共有しないようにしましょう。

☆子どもの皮膚ケアの重要性

皮膚の弱い園児が多く見られます。夏となり気温が高くなったことで汗をたくさんかくようになりましたので、あせもになったり、虫刺されが多くなってきます。

虫刺され後の皮膚の状態を相談されることがありますが、虫刺されだけが原因ではなく、皮膚が弱い事が原因の場合もあります。普段からたっぷりと皮膚の保湿を行うことで、虫刺され後も悪化することなく、スムーズに皮膚状態が改善するので普段から、皮膚がしっかりと湿潤する(触った感じが、ぺたぺたっとしている)くらいの保湿を行ってあげましょう。

また、髪の毛が当たる刺激で皮膚が赤くなりかゆみの原因となり、ひっかき傷ができる場合もあります。ひっかき傷が治りにくいのも、皮膚の乾燥が原因だったりするので、保湿が大切となります。

少しの刺激にも、子どもの皮膚は敏感であるため、皮膚ケアはとても重要です。

赤みがないから大丈夫、カサカサしていないから大丈夫。ではなく、普段から皮膚ケアを十分に行い、虫刺され後などの経過を悪化させない・皮膚の丈夫な状態を維持する等のためにも、皮膚ケアを取り入れてみましょう。

☆気になる虫刺され

乳児が蚊に刺されると、大人より反応が遅く、1~2日後に症状が出ることがあります。時間が経つにつれ、赤く腫れたり、水ほうができたりし、腫れる場合も大人よりも大きく腫れあがります。これは、虫刺されの経験が少ないために起こる激しい炎症反応です。刺された直後に洗って冷やし、薬を塗ってもよくならない時は病院で診てもらいましょう。また手足の指先はなめてしまう危険性もあるため、薬はつけないようにしてください。

保育園では、乳児への誤飲防止の為、全園児虫パッチは貼付禁止です。ご理解ご協力よろしくお願い致します。

☆夏バテ

夏バテの大きな原因は、暑さによる食欲低下で、冷たい飲食物の摂取が多くなり、食事のバランスが偏ってしまうことです。また、大量の汗をかくことで体が水分不足になり、熱帯夜の寝苦しさからくる睡眠不足などの条件が重なって、体調を崩す場合が多いようです。

夏バテSTOP!お家でできる予防法

普段から軽い運動をし、お風呂にゆっくり浸かることで、汗をかく習慣を付けましょう。水分補給は麦茶がお勧めです。室内で過ごす時、冷房は28℃前後、寝る時はタイマーを設定しましょう。また、夏野菜は、体を冷やしてくれるので、しっかりとりましょう。味噌汁も、夏の疲れた胃腸にはぴったりです。

夏バテ予備軍 チェックリスト

□冷たい麺類など、火を通さない料理を食べることが多い

□冷たい飲み物やアイスをたくさんとる

□野菜はほとんど食べない

□冷房の効いた部屋に長時間いて、寝る時もクーラーをかける

□入浴はシャワーで簡単に済ませる

□夜更かしをする

□運動量が少ない