おたよりinformation
保健だより 12月
早いもので、今年も残り1ヶ月となりましたね。
今年は、夏から秋にかけて急に寒くなったり暑い日もあったりと気温の変化が大きく、風邪を引く子がたくさんいました。
これからの時期はぐんと気温も低くなってきますので、今まで以上に園でのこまめな手洗い、風邪予防を行っていきます。
ご家庭でも、お子さまの体調管理に十分な配慮をお願いします。
RSウイルス感染症
毎年、寒い時期に流行る呼吸器感染症です。
1歳までに50%、2歳までにほぼ100%の乳児が感染しますが、終生免疫はないため、その後も再感染を繰り返します。
生後6ヵ月以下の乳児は重症化して入院する場合もあり、特に注意が必要です。
家族内にかぜ症状がある場合は、全員でマスクを着用して予防しましょう。
しもやけ・あかぎれ
手を濡れたままにしておくと、しもやけやあかぎれになることがあります。
ハンカチを携帯する習慣を付け、手洗い後はしっかりと水分を拭き取りましょう。
就寝時はハンドクリームを塗った後にサイズの合う手袋とくつ下を身に着けることも予防につながります。
毎日お風呂でよく温まり、ビタミンEを含む食品をしっかりとりましょう。
にら、かぼちゃ、ほうれん草、卵、マーガリンなどがお勧めです。
〇●インフルエンザ●〇
咳やくしゃみなどによって感染し広がる病気で、感染力が強く毎年多くの感染者が出ます。
悪寒、急な発熱、関節痛に続き、下痢、嘔吐、咳、くしゃみ、喉の痛みなどの症状が見られます。
放っておくと周りへの感染を広げるだけでなく、合併症の危険も伴うので、インフルエンザの症状かなと思ったら医療機関で診てもらいましょう。
インフルエンザになってしまったら
まずは医療機関にかかり、インフルエンザかどうか診断してもらいましょう。
高熱や下痢が続くと脱水症状を起こしやすくなるので、こまめな水分補給が大切です。
ゆらりんでの登園めやす…意見書に記載しております。当園の際は書類を提出してください。
溶連菌感染症
溶連菌(ようれんきん)感染症とは、溶血性連鎖球菌という細菌による感染症で、喉の痛みを伴う咽頭炎の2割程度がこの菌が原因と言われています。
5~10歳くらいまでの子どもがかかりやすく、発熱で気付かれることが多く、咳やくしゃみなどでうつります。
2~5日の潜伏期間の後、喉の痛みや、扁桃腺が腫れる症状から始まり、頭痛、体のだるさなど、かぜの症状と同時に38~39℃の高熱が出ます。発熱から2~3日経つと、首や胸、手首、足首に粟粒状の発疹が現れて強いかゆみを伴い、やがて全身に広がります。同時に、舌にイチゴ状の小さくて赤いブツブツとした発疹が現れます。
溶連菌感染症と診断されたら、抗生物質を10日から2週間程服用します。早い時期から服用する程、治療効果があると言われています。発症から5日程経つと、熱も下がり、発疹や喉の痛みも治まります。予防には、手洗い・うがいが基本です。
熱がある時は、水分補給を十分に行いましょう。また、喉の痛みがあるため、熱い物や刺激物、柑橘系の果物は避けましょう。回復後、まれに急性腎炎やリウマチ熱にかかることがあります。
症状が消えても、医師の指示があるまでは、薬の服用をやめないようにしましょう。