おたよりinformation

9月の給食だより

9月になり秋の実りを感じる季節に入りました。
ゆらりん東麻布保育園では、梨やぶどう、柿、りんごなど、おやつに提供するフルーツは季節の果物を取り入れるようにしています。
夏にはスイカやメロンも登場しましたが、皆様ご家庭でフルーツは召し上がっていますか?
皮剥きが手間で、ご家庭でフルーツを食べる機会が減ってきているという声も聞きました。
食欲の秋に是非!おいしいフルーツを取り入れてみて下さい。

 

大切なのは「食べさせる」ではなく「おいしそうに食べる姿を見せる」

子どもたちが一緒に食事をすると、手づかみやはし、スプーン、フォークなど様々な道具を使い、口に食べ物を運ぶ行為を見ます。
そしてそれぞれがおいしそうに、一生懸命に、「自分で」食べる姿を示しています。
もちろん隣に座る大人は手伝いますが、基本はみんな「同格」です。
「自分で」食べる人たちの一員として待遇されることが、自分で食べる気持ちを育てるためには大切です。

自分で食べようとしない子の多くは、離乳食以来ずっと「食べさせてもらっている」ケースが見られます。
離乳食が終わっても、保護者は一緒に食べず、食べさせる行為だけをしているのかもしれません。
大人たちだけでゆっくり食事をとりたいので、子どもの食事は先に「食べさせる」事にしてしまっていたり、一定量食べさせなければいけないという使命感から、「はい、あーん」と食事を「あげている」のかもしれません。
すると小鳥のように口を開け、たとえ空腹でも、不機嫌でも、誰かが口に食べ物を入れてくれるまで待つ事しかできなくなるのです。
毎回経験する食事は「自分で」の対応にすることが大切です。その食事の場では一緒にいる相手も必ず自分で食べています。
対等な食事の関係です。
もちろん大人は、おにぎりをつまめるほどの大きさにしたり、すくい易いように皿の端に食べ物を集めたり、フォークで刺してあげるなど、食事の手伝いはしますが、フォークで刺した後は本人に渡し「自分で」食べるよう促します。
何よりも大切なのは、

食事の時間に向かい合って、大人もおいしそうに食べ物を口に運び、「おいしいね」と話しかけ、相槌を打つ。
これらのやり取りをし、「おいしいね」と言い合う関係を丹念に作ることです。

当園では、ひよこ組さんから手に食べ物を持って、感触を味わったり、ぶんぶんと持っているだけでもスプーンを持ってみたりと、自分で食べたいと思えるきっかけをつくれるように支援しています。

 

ぱんだ組・こあら組 食育

今月はぱんだ組で、三食群と三角食べのお話をしました。
ひらがなが読めるお友だちは、先生が食べ物の役割を説明する前に、「赤い仲間は、血や肉になるって書いてある!」と、大きいお声で話してくれたので、びっくりしました。
食べ物にはそれぞれ違った役割があるので、「三角食べ」といって、順番に食べると、もっとカッコイイお兄さんお姉さんになるよ、とお話しすると、給食中に「おかず食べて、ご飯食べて、スープ飲んでる」と教えてくれました。
一度でお話を理解してしまうカッコイイきりん・くじらさんを見ているので、ぱんださんも真似してすぐにカッコ良くなるなと感心しました。
こあら組では、みんなの前でおやつの「そうめんチャンプルー作り」を行いました。
湯がく前のそうめんをみせると「ラーメンだ!」と楽しそうにポキポキしていました。
炒めていると「いいにおい~」とみんなワクワク楽しそうに待っているこあらさん!出来上がりを一人ずつ取りに来て、あっという間に食べ終わるお友だちがたくさんいました♪

 

そうめんをリメイク‼炒めて♪そうめんチャンプルー♫

沖縄では定番のチャンプルー!
夏にたくさん食べて飽きちゃったな―‥‥
そんなときにいかがですか♪

<材料:3歳児一人分>

・そうめん ・・・・・・・・25g
・豚肉 ・・・・・・・・・・・15g
・にんじん・・・・・・・・・8g
・たまねぎ・・・・・・・・・8g
・にら・・・・・・・・・・・・・3g
・ごま油・・・・・・・・・・・2g
・しょうゆ・・・・・・・・・・1g
・食塩・・・・・・・・・・・0.1g

 

<作り方>

1.そうめんを湯がきます(油をまわしかけて置くと、くっつきにくくなります)
2.豚肉は一口大、にんじん・たまねぎは短冊ぎりに、にらは食べやすい大きさに切ります
3.にらはさっと湯がき絞っておきます。にら以外の具材をごま油で炒めます
4.具材に火が通ったら、そうめんを加え、塩・しょうゆで味をととのえます
5.いろどりのにらを加え、さっと混ぜたら完成

※豚肉の代わりに、ツナ缶やハムなどを使用してもおいしいですよ!