おたよりinformation
20240703 保健だより
園医の堅田先生の情報からも、今年度は大きな感染症の流行なく経過してきていますが、これからは夏の感染症に注意が必要です。乳児は保育者の補助のもと、幼児は手洗い指導を行い、日頃の声掛けのもと丁寧な手洗いを心がけています。引き続き、基本的な感染症対策を行い、感染予防につとめてまいります。
夏に多い感染症
ウイルス感染によって起こる病気です。周囲への感染力も強いので、必ず受診をして医師の診断を受けましょう。
登園届が必要な感染症です。不明点は、職員にご確認ください。
ヘルパンギーナ 登園届B
高熱と喉の痛み、口の中の水疱、口内炎が特徴です。多くの場合、2~4日ほどで解熱します。
登園のめやすは、「発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること」です。
咽頭結膜炎(プール熱) 登園届A
高熱が3~5日ほど続き、喉の痛み、目の充血やかゆみなど結膜炎のような症状も出ます。プールを介して感染することもあります。
登園のめやすは、「主な症状が消え2日経過してから」です。
手足口病 登園届B
手の平、足の裏、口の中に水疱ができ、発熱することもあります。回復後も飛沫や鼻汁からは1~2週間、便からは数週~数か月間排出されます。
登園のめやすは、「発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること」です。
流行性角結膜炎 登園届A
目が腫れ、充血し、普段より多く目やにや涙が出て、目に膜が張ることもあります。周りの人への感染源となるので、タオルは共有しないようにしましょう。
登園のめやすは、「感染力が非常に強いため、症状が消失してから」です。
7月25日は世界溺水防止デー
厚生労働省の「人口動態調査」によると、不慮の事故の死因別で、0~2歳では浴槽の溺水、3歳以降では自然水域での溺水が上位です。子どもは、声や音を出さずに静かに溺れることもあります。少しの時間、少しの水量を油断せずに環境づくりを行いましょう。(消費庁HP参照)
家庭での水の事故を防止するポイント
・子どもだけで入浴させない
・大人が洗髪する際、子どもを浴槽から出す
・子どもは大人の後に浴室に入れ、先に浴室から出る
・子どもが小さいうちは、入浴後は浴槽の水を抜く
・子どもだけで浴室に入れないように工夫する(ベビーゲート等)
・洗濯機、洗面器などに水を溜めたままにしない。洗濯機にはチャイルドロック