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給食だより 2022年8月

【正しい食具のはじめ方】

8月4日は八(は)四(し)の語呂合わせから「箸の日」だそうです。
箸の起源は定かではありませんが、弥生時代の遺跡から発見されるなど、古来から日本人のDNAに箸で食べる習慣が刻まれているようです。正しく箸を持てるようになるためには手の発達が大きく関わっています。離乳食の手づかみ食べから始まり、スプーンの上握り→下握り→えんぴつ握りと発達に合わせて段階を踏み、スプーンをえんぴつ握りで安定して使えるようになったら箸へ移行していきます。この段階をとばすと変なクセがつき、大人になってもクセが残ってしまう事もあります。1人1人の発達の進みが違うので、焦らず前の段階をしっかりクリアして、ステップアップを踏んでいく事が重要です。手の発達を促すためにはお絵かきやブロック、粘土など手や指を使う遊びを取り入れると、指先の器用さや手の筋力を自然に育むことが出来ます。また、箸の練習をはじめる時は最初から食事の中で使うのではなく、切ったスポンジを左から右へ移すなどのゲーム感覚で取り入れ、慣れたら、たまに箸で食べる日を作ったり、箸と他の食具を併用して食事をするなど少しずつ無理なく食事に取り入れていくのがおすすめです。