おたよりinformation

2023年10月

朝夕は気温が下がりすっかり秋らしくなってきました。日中の気温差が激しく、上手に衣服の調節をして体調を崩さないように気をつけましょう。この時期は、運動会の練習や戸外活動で虫に刺されることが多く、ひどくなると、とびひ(伝染性膿痂疹)になることもありますので、登降園時の虫よけ対策をお願いします。

 

視力の発達に重要な乳幼児期

 

ヒトは、目から 8090%の情報を得るといわれますが、生まれたばかりの赤ちゃんは、はっきりと物が見えません。生後3か月になると 0.02、1歳で 0.2くらいの視力になると考えられています。その後3歳までに急激に視力が発達し、3歳で0.60.95歳では1.0 以上となり視力は成熟します。視力は生まれた時にはまだまだ未熟ですが、「ぼやけていない、くっきりとした物を見る」ということによって脳が刺激を受け、見る機能が発達します。「見える」とは「脳が刺激を受けて発達する」ことです。

また、3歳頃のこどもは、視力が 0.3 程度あれば見え方に不自由がなく、目の異常があっても上手に保護者に伝えることができません。日頃からお子さまの目の状態に注意を向け、おかしいと思ったら、早めに眼科を受診するようにしましょう。