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12月の保健だより

あっという間に月日が過ぎ、今年も残すところあと1ヶ月となりました。12月はクリスマスにお正月といったイベントもたくさんあり、子どもたちも楽しみにしているようです。

年の瀬を迎え、なにかと慌ただしくなり生活リズムも崩れがちになります。感染症も流行する時期ですので、元気に過ごせるように規則正しい生活を送りましょう。

冬は、気温の低下に加え、湿度も低く空気が乾燥しているため体の中から水分がより奪われやすくなります。暖房による体温上昇や、わずかな運動でも発汗は多くなります。また、体感温度が低いため、のどの渇きを感じにくく水分補給が少なくなってしまうことから、かくれ脱水を引き起こしやすい状態になる季節ですので注意が必要です。

保育園内の室温と外気温の差に配慮し室温調整を行い、加湿も行うことで乾燥を予防していけるよう環境調整をしています。お散歩や活動等で外出する際は衣服調整を行うようにすることで寒暖差による体調不良を起こさないようにしていくとともに、こまめな水分補給を行い脱水予防にも努めていきます。

 

【12月に流行しやすい染症】

インフルエンザ:1~4日間の潜伏期間を経て、急な発熱(高熱ではない場合もある)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが出現し、鼻水・咳などの呼吸器症状が続きます。通常は1週間前後の経過で軽快します。登園基準は発症後5日を経過し、かつ解熱後3日経過してからの登園が推奨されています。

ノロウイルス感染症:吐き気、嘔吐、下痢です。あまり高い熱とならないことが多く、嘔吐や下痢は1日数回からひどい時には10回以上の時もあります。感染してから発病するまでの潜伏期間は 1~2日です。効果的な予防方法は「流水・石けんによる手洗い」です。