おたよりinformation

6月 給食だより

あじさいの花が色づきはじめ、梅雨の訪れを感じる時期になりました。これから夏に向けて、むしむしと湿度の高い日が増えてきます。それに伴って食中毒の発生も多くなりますので、子どもたちに下痢や腹痛、嘔吐などのつらい思いをさせないためにも、手洗いうがいや食べ物の管理など、衛生面に気を付けましょう。

6月は食育月間

毎年6月は食育月間、毎月19日は食育の日です。食育と聞くと料理をしたり、勉強をしたりと何か特別なことをするイメージを持たれることもありますが、普段の食事の中で食事のマナーを身に付けたり、みんなで楽しく食事をしたり、食べ物の話をすることも食育の一つです。今、保育園では、幼児クラスの子どもたちが5月の食育活動として苗植えをした野菜たちがすくすく育ってきています。すみれ組はミニトマト、ひまわり組はなすときゅうり、ゆり組は稲を植え、夏から秋頃にかけて収穫をしますので、成長を楽しみにお待ちください。食育活動の様子は給食室の前に写真を掲示しますので、ご覧ください。

和食と郷土料理

四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、様々な食文化が育まれてきました。このような、自然を尊ぶ日本人の伝統的な食文化「和食」はユネスコ無形文化遺産に登録されています。その中でも、各地域でとれる肉や魚、野菜などの産物を使い、風土にあった調理法で作られ、昔から伝えられてきた料理を郷土料理といいます。東京都の有名な郷土料理として、深川めしやにぎりずしなどがありますが、実は家庭や保育園で食べることもあるような卵焼き、きんぴら、おでん、コロッケなども東京都の郷土料理のひとつです。他の地域でもなじみのある料理から聞いたことのない料理まで様々な郷土料理がありますので、気になった方はぜひ農林水産省のホームページで調べてみてください。こういった郷土料理を子どもたちにも伝えていけたらと思っています。

食品ロスを考えよう

まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことを「食品ロス」といいます。日本では1年間で約612万トンの食べ物が捨てられていて、食品ロスの約半分は家庭から出ています。これは、1人分に換算すると年間約48㎏、毎日お茶碗1杯分のご飯を捨てていることになります。もったいないという思いを持ち、無駄な買い物をしない、食べきれる量を作る、完食をするなど、少しの意識の積み重ねが大きな結果に繋がります。まずはできることから始めてみましょう。

冷蔵庫の収納率を7割にすると、「どこに」「なにが」「どのくらいあるのか」を把握しやすくなり、食品ロスを防ぎやすいためおすすめです。