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12月の給食だより

あっという間に時が過ぎ、今年も残りひと月となりました。12月は作品展やおたのしみ会、クリスマスなど行事が盛りだくさんで子どもたちにとって楽しみな季節ですね。楽しい行事が続く時期だからこそ体調を崩すことのないよう、よく食べ、よく遊び、よく寝て元気に新年を迎える準備をしましょう。

さつまいもで食育

先月の5日、すみれぐみ、ひまわりぐみ、ゆりぐみの3クラスでさつまいも堀りに行きました。子どもたちはみんな笑顔で保育園へ戻ってきて、さつまいもを何個掘ってきたか、どのくらいの大きさのさつまいもが掘れたかを楽しそうに話してくれました。そのさつまいもを使って食育として洗う、クッキングをするといった活動を行い、中でもゆりぐみでは友だちと話し合って食育内容を決めるという経験もしましたので、その時の様子をお伝えいたします。

さつまいもを使ったクッキングの内容を決めるにあたって、初めに子どもたちに難易度別で候補を3つ伝えました。難易度1の鬼まんじゅう、難易度2のさつまいも蒸しパン、難易度3のスイートポテトパイの作り方や使う食材、道具をそれぞれ伝えた後、料理の写真を見ながら話し合いが始まり、以下のような意見がでました。

鬼まんじゅう   ・・・もちもちしていておいしそう。さつまいもがたくさん入っている。

さつまいも蒸しパン・・・ふわふわ、もちもちした食べ物が好き。蒸しパンが好き。作りやすそうだと思った。

スイートポテトパイ・・・一番難しいのに挑戦したい。工程が多くて楽しそう。給食で出たことないから食べてみたい。サクサクのパイが好き。一人何個も作れる。

子どもたちは「どのクッキングがしたいか」「なぜその料理が作りたいのか」という自分の気持ちや考えを友だちに上手に伝えており、違う意見のお友だちも含めてみんなが納得してクッキングができるよう話し合っている姿を見て、成長を感じました。

結果、スイートポテトパイを作ることになり、みんなで協力して楽しく作ろうねと話がまとまりました。鬼まんじゅうとさつまいも蒸しパンを作りたかったけれどお友だちの気持ちを優先してくれた子もいましたので、今月の給食だよりで材料と作り方を載せることを約束しています。給食だよりの最後にさつまいもを使った3種類のおやつを掲載していますので、ぜひご家庭でもお試しください。

こ食について

「こ食」という言葉をご存じでしょうか。近年、日本人の生活習慣や食生活が変化したことで問題視されている食事の取り方について、「こ」の部分に7種の漢字を当てはめてあらわしています。

①孤食…ひとりで食べる

②個食…同じ食卓でそれぞれ自分の好きなものを食べる

③固食…ほぼ毎食同じものを食べる

④小食…食欲がなく食べる量が少ない、食事制限をする

⑤粉食…パンや麺などの粉製品を好んで食べる

⑥濃食…味の濃いものを好んで食べる

⑦子食…子どもだけで食べる

誰かと一緒に食卓を囲むことは食事をおいしく感じるだけでなく、協調性やマナー、コミュニケーション能力を育み、心も体も満たされる空間となります。また、家族や友だちがおいしそうに食べているのを隣で見ることで、食べたいという意欲がでて偏食・小食防止にも繋がります。仕事や家事など慌ただしい生活の中ではなかなか難しいことと思いますが、家族揃って食事をとるということを心がけていけると良いですね。

冬至について

一年で一番昼の時間が短くなる冬至は、今年では12月22日にあたります。冬至ではかぼちゃを食べる、ゆず湯に入るといった習慣がありますが、なぜかぼちゃとゆずなのでしょうか。それは、新鮮な野菜が少なくなるこれからの時期に備えて、栄養満点で保存の効くかぼちゃを食べて寒い冬を乗り切ろうという昔の人の知恵が習慣として残ったためです。ゆらりんでも、パンプキントーストやかぼちゃクッキーなどのかぼちゃを使った献立、食育がたくさんあります。また、ゆずも同様に12月が旬であること、体を温める効果があることから冬至を代表する食材になっています。このような日本の素敵な行事を子どもたちにも伝えていきたいですね。

今月のイベントと食育活動

ももぐみ・・・れんこんに触れる、割る 10日(金)

すずらんぐみ・・・ごぼうの皮むき 22日(水)

さくらぐみ・・・野菜の型抜き 9日(木)

すみれぐみ・・・鏡もちについて知る、団子汁作り 20日(月)

ひまわりぐみ・・・野菜ドーナツ作り 14日(火)

ゆりぐみ・・・三色食品群を知る 23日(木)

・17日(金)・・・お誕生日メニュー

・24日(金)・・・クリスマスメニュー

さつまいもおやつレシピ