おたよりinformation

10月の給食だより

長かった残暑もようやく終わり、気持ちの良い秋空が広がる季節となりました。どの季節も旬の食材が美味しいですが、「食欲の秋」という言葉があるように、一年を通して、最も美味しい食材が並びます。このようなご時世ですが、美味しいご飯をたくさん食べ、体調管理に気を付け、子どもたちとともに充実した秋を過ごしましょう。

新米の季節です

毎年秋になると新米が出荷され、お米がおいしい季節となりますね。新米は古米に比べて、水分量が多く、艶やかです。際立つ白さや香りも新米独特のものです。古米がすべてにおいて劣っているというわけではなく、料理によって古米が向いている場合もあります。お寿司の酢飯は程よく水分の抜けた古米を使うそうです。ところで新米はいつからいつまで出回るお米のことか知っていますか?新米の時期と、お米の保管方法を紹介します。

新米はいつまで?

秋になると収穫されるお米。その年に収穫されたお米が新米とされます。食品表示法の基準によると、秋に収穫してその年の12月31日までに精米され、包装されたお米が新米とされています。つまり、今年収穫されたお米は、秋にお店に出てきた時期から、来年の年明けくらいまでに売られているものが新米となります。

お米の保管方法

水分の多いお米を保存する場合には、低温・低湿度の場所を選ぶようにしましょう。最適な場所は、冷蔵庫や冷凍庫です。そして、臭い移りを防ぐ点から、密閉された容器に入れて保存するのがおすすめです。冷蔵庫などに保管することが難しい場合にもなるべく涼しい場所を選びましょう。

 

美味しく炊くポイント

普段炊いているご飯もきちんとポイントを押さえて炊飯することでより美味しさが引き出せます。

1、洗米
お米はごしごし研ぐより、たっぷりの水でさっと洗いましょう。この時、1回目の洗米は、すぐ捨てます。お米は吸水率が高い為、落とした汚れが再び吸収されてしまうためです。その後も手早く水を4~5回ほど変えて洗いましょう。

2、水加減
基本的には内釜の目盛りに合わせて炊きます。新米は収穫されて時間があまりたっていないため水分を多く含みます。柔らかいご飯が好みでしたら水分量はそのまま、しっかりした食感が好みでしたら水分量を少し減らすと良いです。

3、浸水
最低でも夏は30分、冬は2時間程度は吸水させると良いと言われています。吸水時間で炊きあがりにかなり差がでてきます。長時間の吸水には注意しましょう。保育園では1年間を通して1時間吸水させています。

4、蒸らす
炊き上がったら、すぐに蓋を開けずに、10~15分ほど蒸らしましょう。その後さっくり混ぜると、程よく水分が飛んで美味しいご飯ができます。

 

2歳児の子どもたちとの会話

2歳児クラスに行くとよく聞かれるのは、「これだれが作ったの?」です。この質問に私は、「今日は○○先生と○○先生と…作ったんだよ。」と返します。子どもたちにとって、何食作って、誰が何を作っているか想像が難しいので、「いっぱい先生がいるんだね!」と不思議そうなまなざしです。なので、「もも組も、すずらん組も、すみれ組も、ひまわり組、ゆり組もみんなの食事を作るには一人だと時間がかかってしまうからみんなで協力して作ってるんだよ。」と伝えます。そしてまた数日後「今日はだれが作ったの?」と聞かれ「今日は○○先生と○○先生と…作ったよ。」と伝えると、「協力して作ったの?」「時間かかっちゃうから?」と会話を覚えていてくれました。5歳児クラスになると「これどうやって作ったの?」という質問が多くなります。今の5歳児の子どもたちも2歳児クラスにいたときは「これだれが作ったの?」とたくさん質問があったなあと思うとそれだけで成長が感じられます。

 

今月の食育

ももぐみ・・・しめじに触れる

すずらんぐみ・・・玉ねぎの皮むき

さくらぐみ・・・かぼちゃを潰す

すみれぐみ・・・噛む力を育てよう

ひまわりぐみ・・・かぼちゃクッキー作り

ゆりぐみ・・・かぼちゃクッキー作り