おたよりinformation

3月の給食だより

朝の寒さも和らぎ、春の訪れを感じています。春夏秋冬のなかで春は変化の季節。進級、進学にむけてあわただしく過ごされている方も多いかと思います。あわただしさのなかにも、ふとしたときに子どもの成長を感じられることがあります。すずらんぐみでは給食の時間、手伝わなくてもひとりで食べきることができたり、さくらぐみでは食育でサンドイッチを作ったとき、先生のおいしいの言葉に「ありがとう」と返すことができたりと、食事の視点からでもたくさんの成長を目にして嬉しくなりました。

栄養士の学校に通っていたときの話です。授業のなかで、保育園栄養士をしていた講師の先生の「私たち(保育園栄養士)はね、卒園したら忘れられてしまうのよ」の言葉に悲しくなったのですが、先生は続けて「でもね、保育園の給食おいしかったなと、大人になっても心に残すことができるのも、私たちなのよ」とも言いました。その言葉を経験として理解できるようになったのは、ここ数年のこと。卒園児の兄弟がいるお子さんの保護者の方が、ゆらりんの給食のことを思い出していますと伝えてくれるたびに、この先生の言葉を思い出し、仕事にやりがいを感じています。

いつもおいしい給食をありがとうございますと、子どもたちも保護者の方も伝えてくださることをとても嬉しく思っています。こちらこそ、いつもおいしく食べてくれてありがとうございます。

給食だよりのこの最初のあいさつは、いつもコラムのように楽しみながら考えているのですが、今回は今年度最後の給食だよりなので、つい長く書いてしまいました。ネットで調べた情報ではなく、ゆらりんの子どもたちの今の姿を伝え、保護者の方の役に立つ給食だよりを読んでいただけるよう心がけていきます。

保育園のおにぎり

保育園のおやつは、嗜好品である大人のおやつと違い、食事の延長となるものです。おにぎりはそのなかでも栄養を多く補給でき、0歳から幼児の子どもたちにも食べやすい保育園の定番おやつ。その分レパートリーは多岐におよび、おすすめしたいおにぎりレシピがたくさん!いくつかご紹介させていただきます。※すべて米1合分に対しての分量です。米の記載は省略します。

鮭ごまおにぎり

ごまの食感がぷちぷち楽しいおにぎり。魚屋さんが届けてくれる脂ののった鮭はみんな大好きです。

・鮭・・・1切れ ・いりごま・・・小さじ1 ・しょうゆ・・・小さじ1

〈作り方〉

1.鮭は焼き、ほぐします。細かくしすぎないほうがおすすめです。

2.しょうゆを鮭になじませます。ごはんがべちゃっとしにくくなります。

3.炊いたごはんに鮭とごまを混ぜこみおにぎりにしてできあがり。

ツナわかめおにぎり

実はゆりぐみの献立作りの食育活動のなかで生まれたおにぎり。どうしてもわかめおにぎりにツナを入れてみたい!という声から。

・乾燥わかめ・・・ひとつまみ

・ツナ缶・・・1/2缶

・塩・・・少々

〈作り方〉

1.わかめは水に戻し、細かく刻み湯がきます。味付きの混ぜ込みわかめを使うより、塩分少なめでもわかめたっぷりでおいしいです。

2.炊いたごはんにツナ缶、わかめ、塩を混ぜこみおにぎりにしてできあがり。ツナ缶の油分は切ったほうが握りやすいです。

豚しぐれおにぎり

甘辛く炒めたそぼろを混ぜ込んだ、こってり派なおにぎり。

・豚ひき肉・・・50g ・ごぼう・・・5cm ・にんじん・・・1/4 本 ・しょうが・・・少々

・しょうゆ・・・大さじ1 ・砂糖・・・小さじ1 ・油・・・少々

〈作り方〉

1.にんじんはみじん切りにし、ごはんに炊き込みます。炒めたあと混ぜ込んでもよいですが、炊き込んだほうが柔らかく仕上がります。

2.ごぼうは小さめのささがきにし、しょうがはすりおろすか、細かく刻みます。

3.フライパンに油を熱し、ごぼうをいい香りがするまで炒めます。

4.豚ひき肉、しょうがを加え火が通るまで炒めます。

5.砂糖、しょうゆを加えてひと煮立ちしたら火をとめます。

6.炊いたごはんに混ぜこみおにぎりにしてできあがり。

*おいしく作るコツは、味はなるべく一度で決め、何度も混ぜすぎないことです!

今月のイベントと食育活動

もも組・・・ふりかけ作り すずらん組・・・ラップおにぎり さくら組・・・おにぎり作り&お散歩ランチ

すみれ組・・・焼きビーフン作り ひまわり組・・・切干し大根おにぎり・ゆりぐみレストラン ゆり組・・・ゆりぐみレストラン

16日・・・ゆりぐみお弁当 25日・・・ゆりぐみレストラン 26日・・・ひまわり・ゆりぐみお弁当