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5月の給食だより
新緑のまぶしい爽やかな季節となりました。入園、進級を迎え、1カ月を経つ子たちもいれば、これから登園する子たちもいらっしゃると思います。なかなか厳しい世の中ですが、5月も、私たち調理スタッフが美味しい給食を作って、元気いっぱいの子どもたちの登園を、楽しみにお待ちしております。
風邪やウイルスに打ち勝つためには、人ごみを避けることをはじめ、手洗いうがいと、しっかり睡眠をとり、美味しく栄養のある食事をとることが重要です。今回は、ゆらりんで行っている食育について交えながら、旬の食材ついて少し紹介したいと思います。
食育とは
ところで、保育園でいう食育とはなんでしょう…? 簡単に言うと、食の楽しさや大切さを伝える活動です。
乳幼児期は、生涯にわたる食習慣や食に対する考え方の基礎が身につく大切な時期です。
たとえば、食事の前に「いただきます」と言うように伝えることも食育の一環です。ももぐみでは、食事のリズムをつくることも食育の一部です。ゆらりんでの取り組みは、発達段階に応じて、様々な食材に触れる体験を通して「食」に対する意欲を育みます。
*ゆらりんで大切にしていること
・げんきに遊んで、お腹がすくリズムをつくる
・手作りにこだわり、旬の食材から季節を伝える
・一緒に食べたい友だちがいることで、思いやりや信頼感を育む
・たのしく料理やお手伝いにかかわる体験
野菜の1日摂取量
1日に必要な野菜の量は知っていますか?
緑黄色やさい...120g ブロッコリーやトマト、小松菜、にんじんといった色のついた野菜
淡色やさい...230g 緑黄食やさいに対してカロテンの少ない、大根や白菜、キャベツなど
合計 約350g以上 が目安量となっています
と言っても、野菜が苦手な子どもたちはたくさんいます。大人と違って体の小さい子どもたちは、先に多くのエネルギーを摂取しようとするため、エネルギーの源である、甘味のあるものや、肉魚などのたんぱく質や炭水化物を本能的に供給しようとするため、カロリーの少ない野菜は苦手、という説があります。また、子どもたちの舌はとても敏感で、苦味や酸味のある野菜は嫌われてしまう傾向にあるようです。
毎日多くの野菜を摂取するのは難しいですが、少しずつ興味を持ってくれると嬉しいですね。
〖野菜が食べられるようになる工夫〗
・一緒に野菜を買いに行ったり、絵本を使ったりして親しみを持ってもらう ・美味しく食べる姿を見せる
・子どもが好きな甘味のある味付けにする ・旬の美味しい野菜を使う
食育活動を通して、食材に触れることで親近感がわいて、苦手な野菜も進んで食べてくれるようになったりと、いろんな成長を見せてくれます。
〖ウイルス対策と旬の食材〗
予防も、引いた後も…いつでも大事、風邪対策!
ビタミンは免疫力を高めてウイルスをやっつける手助けをします。にんじんなどのビタミンAはのどや鼻の粘膜を作るのに役立ち、ウイルス侵入を防いでくれます。旬の野菜、アスパラガスは新陳代謝を高めて疲労回復に効果があり、カロテンやビタミンCが豊富です。風邪を引いてしまったときは、お肉や納豆などに含まれるビタミンB群をとり、体力回復に繋げましょう。他にも、ヨーグルトは、毎日続けて食べることで腸内環境が整います。続けて摂取するのがポイントです。
食事の場が楽しい場所、安全な場所であるために...
〖大切にしていること3か条〗
①たくさんほめる ②無理強いをしない ③だらだら食べず、時間を決める
自己肯定感を育てることで食事に対する意欲が高まります。食べられなかったものが少しでも食べられるようになったら、大いにほめてあげましょう! おうちの方や、お友達や先生と食べることも楽しい食事の雰囲気づくりにつながります。
今月の食育
もも組・・・食事に慣れる すずらん組・・・そら豆のさやとり
さくら組・・・きぬさやのすじ取り
すみれ組・ひまわり組・ゆり組・・・苗植え
※ 食育は衛生面を考慮したうえで行います。また、場合によっては、中止する可能性もございますのでご理解のほどお願い致します。